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レイヤー施工も堪能できる遊び心溢れる三兄弟シリーズ
洗車後に、さらにワックスがけやコーティング作業をするのは結構大変だ。可能であれば簡単に施工したいもの。もちろん、仕上がりも満足できるものであれば理想的だ。
これを実現したのが、超簡単に施工できて抜群の効果を発揮する、スパスシャンの『スマコ』シリーズだ。ラインアップは三兄弟。抜群の光沢を体感できる『キャンディコート』に超撥水を実現する『シューティングジャクソン』、そして強靭な被膜だけでなく光沢と撥水も同時に実現する『スマートグラフェン』だ。
どのアイテムも、施工方法はいたって簡単。洗車してボディの汚れを落としたら、スプレーしてクロスで塗り広げるだけだ。『キャンディコート』は洗車後に濡れたままでも施工OKだが、『シューティングジャクソン』と『スマートグラフェン』は、水分を完全に拭き取ったのちに施工し、塗り伸ばした後に同じクロスのキレイな面で仕上げ拭きが必要。といってもひと手間の違いで、簡単施工には変わりない。
しかも、これだけで抜群の撥水やツヤ、耐久性が実現するというのだから使ってみない手はない。3種類のレイヤー(重ね)施工も可能だというから、いろいろ試して好みのレイヤーを見つけるのも面白そうだ。
敷居を下げてユーザーの裾野を広げ、開発時に得られた知見で飛躍につなげる
丸(○)三角(△)四角(□)と、分かりやすい図形をアイコンにしたのには、しかるべき理由があった。
「量販店さんで、何を買っていいか分かれへんっていう人達が手に取りやすくしてますね。見た目も可愛いじゃないですか」
高級イメージが浸透したスパシャンシリーズとは違い、分かりやすさと求めやすさをテーマにしたのが本シリーズの特長となる。
「分かりやすく、どうタイプ別に分けていくかを考えました。だから続編では、次に星が出てきたりするかも分からないです、はい(笑)」
硬さに定評がある物質として、2023年におけるボディコーティングの流行りともなった“グラフェン”。スタンダード向けの本シリーズでも採用されている。
「グラフェンコートってうちが先駆じゃないですか? グラフェンって、高いってイメージと、使いにくいっていうイメージがあったんで、それを誰でも使えるようなものに作り変えました。コスパも意識したんですけど、ビジネス的にはね、しんどいですよ(笑)」
それでも、開発プロセスにおいて得るところも多かったという。
「これを作るのにあたって副産物がいっぱいできたんで、はい。もうちょっとこうしたいという部分に関して協力者もいっぱいできましたし。それこそスパシャン 2024のベースにもなっています。ヒントもずいぶんもらいました」
さらなる展開も、表面化では進んでいるようだ。
「スマコシリーズも次の展開があって、今僕らが推し進めてるのは、混ぜて使えるようなものです。5対5にするだけじゃなく、自分好みにカスタマイズもできるような。混ぜていく比率だけでも、仕上がりは格段に違ってくるんですよ」
必要に迫られて求める作業のレベルを超え、そのパフォーマンスはエンタメ面をも満たす。
「水を弾けばいいとか言ったって、洗剤だったら当たり前じゃないですか。自分の好みに使うことができて、それがコミュニケーションツールにもなればいいかなと思っています」
それはスマコシリーズに留まらない話でもある。
「ハイエンドのものが今年は増えると思います。最近スパシャンも、安いものをいっぱい出してるよねっていうイメージがあるかも分かんないですけど。今年は、ね、すごい力を入れていきます」
新たなシリーズの創出だったり、人気シリーズにおける異なる用途の追加版だったりと、具体的なアイデアが次々に語られる。
「それこそ、強烈なものも開発を進めています。ビビるほどの性能です。今年は今まで以上に勢いが止まらないと、そう書いておいてください(笑)」