サーキットレースシリーズの多くは、予選を行う日と決勝を行う日にわけている。一方のフォーミュラEでは予選と決勝を同じ日に行うワンデイ方式が採用されているが、実際にレーシングマシンが走行するのは決勝日だけではない。
フォーミュラEの週末は、主に4つの走行セッションによって構成される。2本の「フリープラクティス」と「予選」、そして「決勝(E-Prix)」だ。イベントによっては、最初のフリープラクティスに先駆けて、出力を落としてマシンの状態を確かめるシェイクダウンセッションが実施される。
フリープラクティスは予選・決勝の当日以外にも、その前日にも行われる。
それぞれの時間は30分で、それぞれ「フリープラクティス1」、「フリープラクティス2」と呼称される。
この2本のプラクティスを経たら、決勝のスターティンググリッドを決める予選がある。これは2グループに分かれてタイムアタックをする“グループステージ”と上位8グリッドを決めるトーナメント方式の“デュエルステージ”で構成される。
そして最後の走行機会となる決勝が実施される……というのが週末のレースの流れだ。
東京E-Prixにおける各セッションの予定時間は以下の通り。
シェイクダウン:3月29日(金)14:30~14:45
フリープラクティス1:3月29日(金)16:30~17:00
フリープラクティス2:3月30日(土)8:00~8:30
予選:3月30日(土)10:20~
決勝:3月30日(土)15:04~(規定周回数33周)
また、東京E-Prixの各セッションはテレビでも放送。
フジテレビでは、関東ローカルながら決勝レースを地上波で生放送する予定となっている。
各局の放送予定は以下の通り。
フジテレビ:決勝を生中継(3月30日(土)14時35分~16時30分 ※関東ローカル)
BSフジ:予選はBSフジのサブチャンネルで、ハイライトはBSフジで放送予定
J Sports:フリープラクティスの様子はJ Sports 3、予選と決勝はJ Sports 1とJ Sportsオンデマンドで生中継予定
また、東京E-Prixでは、通常は有料ゾーンであるエンターテイメントエリア「アリアンツ・ファンビレッジ」が無料開放される。そこではミュージシャンのパフォーマンスやレーシングシミュレーターなどが楽しめるほか、大型ディスプレイを使ったパブリックビューイングも実施予定。ファンビレッジからコースを直接見ることはできないが、無料で現場でリアルタイム観戦ができるのはモータースポーツファンにとっては魅力的だろう。