FIAフォーミュラE世界選手権は3月29日と30日に、東京の有明に位置する東京ビッグサイトを中心に、今シーズン第5戦東京E-Prixを開催する。29日にはフリープラクティス1(FP1)が行われ、エンビジョン・レーシングのロビン・フラインスがトップタイムをマークした。
日本レース界にとって、本格的な四輪の競技車両を用いた初めての市街地レースとなる東京E-Prix。29日は朝こそ雨が降っていたものの、午後に行われたシェイクダウンまでに天気は回復した。
FP1は16時30分、コースの一部が濡れた状態で始まった。
序盤にDSペンスキーのストフェル・バンドーンがバッテリー周りのトラブルでストップしたほか、終盤にはピットアウト直後のニッサン・フォーミュラEチームのサッシャ・フェネストラズと、1コーナーへの進入で止まりきれなかったNEOMマクラーレン・フォーミュラEチームのサム・バードが衝突したことで、2回にわたり赤旗が掲示された。
そんなセッションでトップに立ったのはフラインス。1分20秒865というタイムを記録し、タイムシートの一番上に名前を刻んだ。2番手はマヒンドラ・レーシングのエドアルド・モルタラ。3番手にはマセラティMSGレーシングのマキシミリアン・グンターが続いた。
また、ニッサンのオリバー・ローランドは9番手、フェネストラズは18番手でホームレース最初のセッションを終えた。
FIAフォーミュラE世界選手権 シーズン10 第5戦東京E-Prix FP1結果
Pos. | No. | Driver | Team | Time | Gap |
1 | 4 | R.フラインス | エンビジョン・レーシング | 1’20″865 | – |
2 | 48 | E.モルタラ | マヒンドラ・レーシング | 1’21″082 | +0″217 |
3 | 7 | M.グンター | マセラティMSGレーシング | 1’21″140 | +0″275 |
4 | 94 | P.ウェーレイン | タグ・ホイヤー・ポルシェ・フォーミュラEチーム | 1’21″142 | +0″277 |
5 | 13 | A.ダ・コスタ | タグ・ホイヤー・ポルシェ・フォーミュラEチーム | 1’21″327 | +0″462 |
6 | 37 | N.キャシディ | ジャガーTCSレーシング | 1’21″352 | +0″487 |
7 | 9 | M.エバンス | ジャガーTCSレーシング | 1’21″357 | +0″492 |
8 | 21 | N.デフリース | マヒンドラ・レーシング | 1’21″438 | +0″573 |
9 | 22 | O.ローランド | ニッサン・フォーミュラEチーム | 1’21″522 | +0″657 |
10 | 11 | L.ディ・グラッシ | アプト・クプラ・フォーミュラEチーム | 1’21″606 | +0″741 |
11 | 17 | N.ナト | アンドレッティ・フォーミュラE | 1’21″662 | +0″797 |
12 | 16 | S.ブエミ | エンビジョン・レーシング | 1’21″725 | +0″860 |
13 | 8 | S.バード | NEOMマクラーレン・フォーミュラEチーム | 1’21″776 | +0″911 |
14 | 51 | N.ミュラー | アプト・クプラ・フォーミュラEチーム | 1’21″789 | +0″924 |
15 | 25 | J.ベルニュ | DSペンスキー | 1’21″858 | +0″993 |
16 | 18 | J.ダルバラ | マセラティMSGレーシング | 1’21″999 | +1″134 |
17 | 3 | S.セッテ・カマラ | ERTフォーミュラEチーム | 1’22″031 | +1″166 |
18 | 23 | S.フェネストラズ | ニッサン・フォーミュラEチーム | 1’22″053 | +1″188 |
19 | 5 | J.ヒューズ | NEOMマクラーレン・フォーミュラEチーム | 1’22″408 | +1″543 |
20 | 33 | D.ティクトゥム | ERTフォーミュラEチーム | 1’22″689 | +1″824 |
21 | 1 | J.デニス | アンドレッティ・フォーミュラE | 1’22″743 | +1″878 |
22 | 2 | S.バンドーン | DSペンスキー | 1’24″348 | +3″483 |