カーデザイン専門誌として、カーデザイナーに世界的な知名度を持つCarStyling(カースタイリング)。1972年創刊で、多くのデザイナーにとってバイブル的な役割を果たしてきた。

左から「0号(創刊準備号)」1972、Aug. 「1号」1972 Dec. 「61号」1987 Nov

CarStyling誌は、2010年に一旦休刊し、その後2014年に復刊している。そして2019年に再び休刊となってしまった。

2020年代に入り、自動車は大きな変革期を迎えている。電動化、知能化の流れが急速に進む。日米欧の自動車メーカーは中国をはじめとする新興自動車メーカーからの追撃を受ける立場だ。自動車の性能の違いを見せられるのは、車両運動制御と「デザイン」である。インテリアのみならず、HMI(画面のなかのデザイン、ユーザーインターフェースの組立方)や、照明(ヘッドライトやテールランプも)のデザインもこれまでとはまったく違う次元の「デザイン」が求められる。

デザインの重要度が高まっている現代、いまこそCarStylingが必要なのではないか? 

そう考えて、再びCarStylingをreboot(リブート=再起動)させることにした。

編集長は、カーデザイナーとして活躍し大学で教鞭をとった経験もある難波 治氏が務める。

新型のデザイン分析、デザイナーインタビュー、著名デザイナーのエッセイ、世界のデザイン業界の動き……CarStylingが伝えるべきテーマは多岐にわたる。再起動したCarStylingがなにをどう伝えるか、どうぞご注目いただきたい。

CarStylingの再開に際して【Message of CarStyling reopening】

今から50年前(1972年)、世界の最高峰のカーデザインを日本のカーデザイナー達に伝えたい。また日本のカーデザインを世界に紹介したい。そして優れたカーデザイナーを育て、日本車のデザインレベルの向上に繋げ、日本独自のデザインを生み出すための場でありたい、という強い思いからCarStyling誌 は生まれました。 Fifty years ago (1972), We wanted to share the world's best car design with Japanese car designers. And we also want to introduce Japanese car d…

https://motor-fan.jp/carstyling-jp/article/300/
” i “の点を巡る隠されたストーリー CarStyling ロゴストーリー The hidden story behind the dotting of the ‘i’ CarStyling Logo Story

復活したCarStyling(カースタイリング)のロゴデザインにまつわるストーリー。1972年12月に創刊(タイトルは1973 WINTER号)されたCarStylingのロゴと2024年4月に復活したCarStylingのロゴは、じつは異なっているのだ。新ロゴをリデザインしたのは、CarStyling編集長の難波 治である。 The story behind the logo design of the revived CarStyling: The logo of the first issue of CarStyling in December 1972 (titled 1973 WINTER issue) and the logo of the revived CarStyling in April 2024 are in fact different. The new logo was redesigned by Osamu Namba, Editor-in-Chief of CarStyling.

https://motor-fan.jp/carstyling-jp/article/347/