本レースの舞台となるニュルブルクリンクは、ラインラント=プファルツ州(ドイツ)のニュルブルクに位置し、約5kmのGPコースと約20kmのノルドシュライフェ(北コース)から構成される全長約25kmのサーキットである。特に北コースは300mもの標高差や170ヵ所以上のコーナーなど過酷な条件を備えている。そのラップタイムは車両の性能を測るひとつの指標になり、多くの自動車メーカーやタイヤメーカーが製品の性能を追求する場として活用されている。この24時間耐久レースに参戦するドライバーがコースの習熟や実戦テストなどを目的として出場する『NLS耐久シリーズ』は、4時間から最長6時間までのレースプログラムを年間6回にわたり開催されている。
トーヨータイヤは昨年に引き続き、数々の入賞実績を持つレーシングチーム『Ring Racing』協力のもと、参戦車両『TOYOTA GR Supra GT4 EVO』向けに開発した専用レースタイヤ『PROXES Slicks(ニュルブルクリンクスペック)』を装着し、レースに臨む。また、PROXESブランドアンバサダーである木下隆之選手がトーヨータイヤのサポートドライバーとして全レースに参戦する。そして、本年のニュルブルクリンク24時間耐久レースではSP10※1クラス優勝を、NLS耐久シリーズではシリーズチャンピオン獲得をめざす。
なお、本製品の原材料の一部にはサステナブル素材※2が採用されている。トーヨータイヤは過酷な本耐久レースでの走行経験を通じて得るデータや知見を今後の高品質、高機能商品の開発に生かすとともに、方針として掲げる「持続可能なモビリティライフの実現」に寄与していく。