コンパクトかつ車内広々なベストセラー「トヨタ・ルーミー」【最新ミニバン 車種別解説 TOYOTA ROOMY】

5ナンバー枠のハイトワゴンで人気の「トヨタ・ルーミー」。最小回転半径が4.6mとコンパクトでありながら積載容量も大きく、天井の高さも相まって空間的余裕は大きい。エンジンの排気量は軽自動車の1.5倍で街なかの上り坂などでは十分なパワフルさを見せる。ボディカラーはポップな色やメリック系のクールなツートンカラーなど10種用意されている。
REPORT:渡辺陽一郎(本文)/小林秀雄(写真解説) PHOTO:中野幸次 MODEL:菅原樹里亜

街なかで便利な絶妙サイズ感 収納設備豊富で使い勝手も◎

ルーミーは2列シートのコンパクトカーで、全長を3700㎜(標準ボディ)に抑えながら、全高は1700㎜を上回る。後席側のドアはスライド式だ。

エクステリア

フェイスデザインが2系統用意され、「カスタム」系には専用エクステリアやメッキフロントグリルを採用。最上級グレード「カスタムG-T」には15インチアルミホイールも備わる。

軽自動車では、N-BOXやタントのような背の高いスライドドアを備えたスーパーハイトワゴンが人気を得ており、ルーミーはその小型車版に位置付けられる。従ってルーミーは販売も好調で、2023年度上半期(4〜9月)には、1ヵ月平均で7000台近くが登録されている。

インストルメントパネル

「カスタム」系はシルバー加飾も備わり、上質感をプラス。販売店オプションのナビ・オーディオの上にTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイを備え、時計やトリップインフォメーションを表示できる。

人気の秘訣は、ボディがコンパクトで、最小回転半径も売れ筋グレードが4.6mに収まり、なおかつ車内は広いことだ。5名で乗車できて、後席を格納すると大容量の荷室になる。広げた荷室の床を反転させると、汚れを落としやすい素材が貼られ、自転車を運んだ後の清掃も簡単だ。後席は床と座面の間隔が不足して、足を前側へ投げ出す座り方になるが、頭上と足元には余裕がある。収納設備も豊富で、実用性を向上させた。

居住性

走行性能には注意したい。ルーミーは急増する軽自動車に対抗すべく、スーパーハイトワゴンの小型車版として、約2年の短期間で開発された。エンジンやプラットフォームは世代が古く、操舵感や乗り心地などに不満を感じる。高速道路や峠道は得意ではない。街なかを中心に使うユーザーに適する。

うれしい装備

月間販売台数    7315台(23年5月~10月平均値)
現行型発表       16年11月(マイナーチェンジ 20年9月)
WLTCモード燃費    18.4 ㎞/ℓ※自然吸気のFF車

ラゲッジルーム

その代わりエンジンの排気量は軽自動車の1.5倍だから、登り坂の多い地域でも運転しやすい。軽自動車のN-BOXやタント、ライバル車のソリオと乗り比べて、購入の判断をすると良いだろう。

※本稿は、モーターファン別冊 ニューモデル速報 統括シリーズ Vol.155「2024 最新ミニバンのすべて」の再構成です。http://motorfan-newmodel.com/integration/155/

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