ホンダ、世界的権威のレッド・ドット・デザイン賞を5年連続受賞! 2024年は4製品のプロダクトデザインが高評価!

世界的に権威のあるデザイン賞の一つ『レッド・ドット・デザイン賞』におけるプロダクトデザイン部門において、ホンダの4つの製品が受賞した。ホンダは今回の受賞で5年連続の同賞の受賞となる。

『レッド・ドット・デザイン賞』は1955年に設立された、世界的に最も権威ある、デザインに関する賞の一つである。そのプロダクトデザイン部門は51カテゴリーに分けられ、主に工業製品を対象に、デザインの革新性、機能性、耐久性、人間工学など9つの基準から審査される。このたびホンダの電動二輪車『EM1 e:(イーエムワン イー)』、電動スクーター『Motocompacto(モトコンパクト)』、大型船外機『BF350(ビーエフサンビャクゴジュウ)』、ロボット芝刈機『Miimo(ミーモ)』の4製品がめでたく『レッド・ドット・デザイン賞』を受賞。ホンダは今回の受賞で5年連続の同賞の受賞となる。それでは、受賞したそれぞれの製品を見てみよう。

EM1 e:(イーエムワン イー)

EM1 e:(欧州仕様車)

EM1 e:は、「ちょうどe:(いい)Scooter」を開発コンセプトに、使用者の日々の生活スタイルにマッチする、パーソナルコミューターを目指して開発された電動二輪車だ。動力用電源には、交換式バッテリーのHondaモバイルパワーパックe:を1個使用。クリーンで静かな走行を可能にしている。

■デザインの特長

主要部品の配置を最適化することで、シンプルでスリムな車体パッケージになっている。灯火器には、夜間走行時の安心感にも貢献する高輝度なLEDを採用。ヘッドライトは凹凸のないフラッシュサーフェスのシンプルなデザインとし、EM1 e:がもつアイコニックな表情が演出されている。

Motocompacto(モトコンパクト)

Motocompacto

Motocompactoは、乗用車『シティ』搭載用トランクバイクとして1981年に発売された『モトコンポ』をモチーフに、現代版にアレンジした電動スクーターだ。EVとともに使用されることを想定したファースト/ラストワンマイルモビリティとして、折りたたむことで手軽に持ち運ぶことができるほか、EVへの積み込み、狭い場所への収納を可能としている。

■デザインの特長

どのような場所にも馴染むシンプルで洗練されたスタイリングと、折りたたみによるコンパクトなデザインが特長。このようなデザインを採用することで、ステッカーなどによるデコレーションといったパーソナライズも可能で、所有する喜びを感じることができるモビリティに仕上げられている。

BF350(ビーエフサンビャクゴジュウ)

BF350

BF350は、新たに専用設計で開発したV型8気筒エンジンを搭載し、排気量4952cm3、最大出力350馬力の力強い推進力を発揮するHonda船外機のフラッグシップモデルだ。豊かなトルクからもたらされる高い走破性に加え、新設計のクランクシャフトを採用することで、高い静粛性・低振動を実現している。また、環境にやさしく経済的な船外機を目指し、クラストップレベルの燃費性能が達成されている。

■デザインの特長

人や自然との一体感をコンセプトに、これまでのHonda船外機が表現してきたシンプルかつクリーンなスタイリングを継承しながら、Honda船外機のフラッグシップにふさわしい高級感を表現した「Noble Motion Form」デザインを採用。立体ロゴやクロームメッキを配置することで、上質感のあるスタイリングに仕上げられている。

Miimo(ミーモ)

Miimo

Miimoは、電動で自走しながら自動で作業範囲内の芝を刈り取るロボット芝刈機だ。充電残量を検知して自ら充電ステーションに戻り、再充電を行う自動充電機能を搭載するなど、芝刈り機能の自動化が実現されている。2023年から欧州にて販売している最新モデルでは、衛星測位システムの位置情報を基にした“スマートホーミング”や、より狭い通路やスペースの作業が可能になる“ショートカットワイヤー”を導入し、作業効率のさらなる向上を実現している。

デザインの特長

家族が自宅の庭でリラックスして過ごすシーンをイメージし、「愛着を持てるガーデンパートナー」をデザインコンセプトとしている。生命感溢れる抑揚と、愛着を感じるソフトで丸みのある曲線美を追求しながら、狭いところでももぐりこめるコンパクトで低重心なフォルムが採用された。

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