コンセプト5は、同ブランド史上「最も広く、多用途な」車両と伝えらえており、広い設置面積、ボクシーなスタンス、より冒険的なキャラクターを備え、「#1」および「#3」電動クロスオーバーに加わるとともに、吉利とメルセデス・ベンツが共同開発した3番目のモデルとなる。
同ブランドでは、コンセプト5が、「アクティブでオープンマインドなライフスタイル」を持つ顧客をターゲットにし、「これまでで最も広く、多用途な車両」になると述べている。プレスリリースによると、プレミアムミッドサイズモデルと説明しているが、メルセデスGLBと同様に、コンパクトセグメントの上位に位置するのではないかと予想される。
公開されたティザースケッチは、頑丈なスタイリングと、十分な地上高を備えたボクシーなSUVが描かれており、同ブランドの都市型車両ラインナップとは一線を画していそうだ。また筋肉質のフェンダー、直立したテール、短い前後オーバーハング、そしてスケッチでは常に誇張されがちな巨大なホイールを備えていることもわかる。
また上部にはインフレータブルチェア、ウィンターボード、折りたたみ式シャベルを統合した豪華なルーフラックを装備、内部には、ドーナツをイメージした個性的なシートと、インフレータブル マットレス、ハンマー、懐中電灯、ポータブルBluetoothスピーカーなどのキャンプ関連のアクセサリーも豊富に備える。
ボディサイズは明かされていないが、#1と#3(それぞれ4270 mm(168インチ)と4440 mm(174.8インチ)よりも長いことは明らかで、おそらくZeekr、Polestar、Volvoの同様の規模のモデルと「SEA」プラットフォームを共有することになるだろう。またデュアル電気モーターを積むEVと予想され、AWD機能が提供される可能性が非常に高いとみられる。
コンセプト5は、オートチャイナでワールドプレミアされたあと、今年後半に発売される予定だ。