スバルとAMDがステレオカメラとAI推論処理を融合するSoC設計に関する協業を開始!アイサイトにCPU処理性能が最大10倍の次世代処理エンジンを採用

株式会社スバルは4月19日、AMDと2030年の死亡事故件数ゼロ実現に向け、ステレオカメラの認識処理とAI推論処理を融合し、最適な判断結果を出力可能なSoCの最適化に関する協業を開始することを発表した。

スバルは、AMDが発表した処理エンジン「Versal AI Edge Series Gen 2」を採用し、AMDとともに最先端のAI推論性能や、超低遅延な演算処理を低コストで実現するため、SoC(※)最適化に向けた回路設計を開始する。

※SoC(System on chip)
ひとつのチップにさまざまな要素を組み込んで、ひとつのシステムとして形成したもの。

スバルが長年に渡って培ってきたステレオカメラの認識処理にさらなる性能向上を加え、2020年代後半の次世代「Eyesight」に搭載することを目指していくという。

右:スバル執行役員 柴田英司氏、左:AMD SVP and GM,Adaptive and Embeded Computing Group Salil Raje氏
これがAMDの新型処理エンジン「AMD Versal AI Edge Series Gen 2」

スバルは、運転支援システム「Eyesight」に代表される「予防安全」をはじめ、「0次安全」「走行安全」「衝突安全」に「つながる安全」を加えた総合安全思想に基づき、車両を開発している。
これらの注力領域を今後もさらに強化することで、2030年死亡交通事故ゼロの実現を目指していく構えだ。

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