RSならではの内外差別化でよりアグレッシブに、より熱く!
同ブランドは、SQ6 e-tron発表時にさらに多くのバリエーションを導入することを示唆していたが、RS Q6e-tronはそのうちの1台とみられる。車名からも当然SQ6 e-tronの上位に位置し、「RS6 e-tron」の影響を多く受けるだろう。
捉えたプロトタイプのフロントエンドには、ワイドな大型インテークと垂直エアカーテンを備えたアグレッシブなバンパーを装備している。
足回りには、赤いブレーキキャリパーを備えた高性能ブレーキシステムが見えるほか、プロトタイプでは使用されていないが、量産モデルではドリルドディスクが使用されるはずだ。
そのほか、フロントフェンダー後部にはスリムな垂直ベントが確認できるが、SQ6 e-tronにはないため、注目に値するといっていい。
キャビン内には、11.9インチのデジタルインストルメントクラスター、14.5インチのインフォテインメントシステム、10.9インチの助手席用ディスプレイが搭載される。また、通常のテクノロジー機能に加えて、スポーツシート、カーボンファイバートリム、そして多くのRSバッジなどベースモデルと差別化されたインテリアが期待できるだろう。
発表間もないSQ6 e-tronは、100kWhのバッテリーパックとデュアルモーター全輪駆動システムを搭載、最高出力は489psだが、ローンチコントロールを使用するとその数値は517psに跳ね上がる。このセットアップにより、0-60 mph(96km/h)まで約4.2秒で加速できるほか、最高速度は143マイル/時(230 km/h)、WLTP航続距離は最大372マイル(598 km)の動力パフォーマンスを持つ。
一方、開発半ばとみられるRS Q6 e-tronでは、おそらくポルシェ マカンターボエレクトリックを反映するとみられ、最高出力640ps程度を発揮、(0~96 km/h)まで3.1秒で加速すると予想される。
RS Q6 e-tronのワールドプレミアは、2025年と予想されているが、デビュー間もないポルシェ マカンEV最大のライバルとなりそうだ。