氷上、砂漠、ロッククロール・・・世界中での過酷テストを経ていざデビュー!
開発テストに3年以上を費やしたというOCTAの詳細は明かされていないが、新たなティザーイメージを公開、世界中で開催されるイベントに購入希望者を招待しているという。
基本的にディフェンダーは、現在販売されているオフローダーの中で最も有能で豪華なオフローダーの1つであることは間違いないが、「OCTA」は卓越した新たなレベルへ引き上げる。興味のある顧客は、英国、ドイツ、イタリア、米国、ドバイ、日本で開催される7つの「ディフェンダー・イベント」のいずれかに参加登録することができ、その場でオーダーできるという。
包括的なテスト中であるディフェンダーOCTAだが、標準的なテスト体制に加えて、ニュルブルクリンク北コースでのハンドリングと耐久性テスト、フランスのラドゥでの湿式アスファルトテスト、スウェーデンでの氷上走行、フランスでのラリーレイドステージ、ドバイの砂漠、ユタ州のロッククロールなど、13,960以上の追加テストを実施したと発表した。
その心臓部には、BMWから供給される4.4リットルV型8気筒ツインターボエンジンにマイルドハイブリッドテクノロジーを搭載、最高出力は626ps、最大トルク750Nmを発揮。V8ディフェンダーの最高出力525psを圧倒する。
機械的な面では、ランドローバーの先進的な6Dダイナミクスサスペンションシステムも標準装備される。このセットアップは、従来のアンチロールバーを廃止し、セミアクティブ電気油圧式フローバルブと油圧架橋ダンパーを持つ空気バネを備えている。その結果、オンロードでのハンドリングが向上し、オフロード地形でのホイールトラベルが向上するという。
キャビン内には、ステアリングホイールに照明付きのダイヤモンド型のシンボルが表示されることもわかっている。
ランドローバー・ディフェンダーに新たな歴史を刻むことになる「OCTA」のワールドプレミアは7月3日。メルセデスAMG「G63」の最強ライバルとなることは間違いない。