ボクスターEVのフロント、サイド、リヤを鮮明にキャッチ!
これまでの雪中とは異なり、ニュルでは鮮明に捉えることができた。フロントエンドには、クワッドLEDデイタイムランニングライトを備えるヘッドライトを装備、同社の新しいマトリックスLEDランプユニットが装備されている可能性がある。
側面では、ボクスター伝統のサイドインテークあたりがぎこちなく、EVには必ずしも必要ないため配置されるかは疑問だが、現段階では削除されているように見える。後部では、スリムなLEDテールランプはかなりハイマウントされ、ダミーのエキゾーストパイプも削除されている。
注目は充電ポートだろう。同ブランドサルーン「タイカン」では、フロントフェンダーにデュアル充電ポートを装備、SUV「マカン」ではフェンダーにペアの充電ポートが配置されているが、ボクスターではリアバンパー上部に1つしかないようだ。
次期型EVでは、布製ルーフ、2人乗りレイアウト、フロントトランクを維持するが、内部は全く異なる。アウディと共同開発したプレミアム・プラットフォーム・エレクトリック(PPE)を採用、シングルモーターセットアップとデュアルモーターセットアップを備えた後輪駆動バージョンと全輪駆動バージョンがラインナップされる。
新型のマカンEVでは、95kWhのリチウムイオンバッテリーが積まれているが、ボクスターでは重量を軽減するためバッテリーパックを小型化する可能性ある。スポーツカーを購入する人は、パフォーマンスを重視し、航続距離が短くても満足する傾向があるからだ。
キャビン内には、フルデジタルインストルメントクラスター、及びインフォテイメントを備える、デュアルスクリーンと静電容量式タッチコントロールを搭載するほか、センターコンソールに温度調整用のタッチボタンと、ヒーターとベンチレーション付きのシートが装備される。
将来的にボクスター/ケイマンは電動のみで販売されるが、現行のボクスターとケイマンがすぐに廃止されるわけではない。マカン同様に、ICEモデルとEVモデルを不特定の期間一緒に販売する。