ACシュニッツァーは、1987年に設立されたBMWを専門に扱うチューナーだ。アルピナ同様にカスタマイズだけでなく、コンプリートカーも製造する自動車メーカーでもある。
エグゼクティブ・セダンにさらなるスパイスを加えるのは、アグレッシブなフロントスプリッターと一体感のあるサイドスカート、ルーフとトランクの両方に装備されたデュアルスポイラーだろう。またリアバンパーにはトリムピースを備え、荷物を積載する際の傷を防いでくれる。
足回りでは、21インチまでのアルミホイールオプションも用意され、スプリングを下げると最大30mmローダウン、スペーサーにより各アスクルの幅が20mm増加する。
また、安定した走行を実現するために、ローダウンスプリングとスペーサーのオプションを提供。後輪駆動バージョン (520i、530i、520d、および 523d)では15〜20mmローダウンされ、全輪駆動システム (530i、520d)では、25mm〜30mmローダウンされる。
キャビン内では、アルミニウム製ペダル、フットレスト、専用iDriveコントローラーなどインテリアを強化するオプションも用意される。
これらのアップグレードは、ICE搭載の5シリーズと同一のデザインを備えた、エレクトリック版「i5 セダン」や、G6ツーリングバージョンでも利用可能だが、ダブルリアスポイラーはセダン限定となる。
最も高価なオプションは合金ホイールで、サイズ、仕上げ、バリエーションに応じて最大5890ユーロ(約100万円)。
そのほかのキットでは、スプリッターが1299ユーロ(約22万円)、サイドスカートが540ユーロ(約9万2千円)、ローダウンスプリングは490ユーロ(約8万3千円)、スペーサーは232ユーロ(約4万円)となっている。