ホンダがジャパンモビリティショー2023でサプライズ公開したプレリュードコンセプト。2ドアクーペスタイルのスペシャリティカーについては、ホンダの高性能グレードである「タイプR」が設定されると一部で囁かれている。そこで今回はそのスタイリングとスペックを予想してみた。
初代プレリュードは1978年に発売。1982年にデビューした2代目で人気が爆発、当時若者の「デートカー」として一世を風靡した。1996年から2001年に販売された5代目を最後に生産終了となったが、22年の月日を経て“復活”を果たした。
お馴染みデザイナーのTheottle氏に協力を得た予想CGでは、コンセプトモデルのノーズを大刷新。バンパーのコーナーエアインテークはシビック タイプRと同様のデザインを採用、それを繋ぐメッシュの大型吸気口はかなり大型化している。ヘッドライトはそのままだが、ボンネットとバンパーの間はブラック仕様に変更し、「TYPE R」のロゴを配置している。
さらにホンダエンブレムは赤に変えられ、フードにはスリムなエアスクープを装備するなどかなりアグレッシブに仕上げられている。
足まわりでは、ホイールがシビック タイプRと同じ仕様になっているほか、レッドブレーキキャリパーが備えられている。車体後部では近年のタイプRではおなじみの大型固定ウィングを装備。バンパー下部には3本出しエキゾーストパイプがインストールされ刺激的だ。
キャビン内では、シビック タイプRと同様に、赤い布張りのカスタムスポーツ シート、シートベルト、カーペット、ステアリングホイールのステッチが一致するなど、レーシーなデザインが組み込まれることが予想される。また10.2インチのデジタルインストルメントクラスター、パフォーマンスデータロガーを備えた9インチディスプレイ、ワイヤレスCarPlay、Android Autoなどの搭載も期待していいだろう。
ベースとなるプレリュードのパワートレインは、軽量化を重要視するためBEV仕様は見送られ、最終モデル同様の2.0L直列4気筒エンジンを積むと予想。しかし、初の電動化は濃厚であり、ハイブリッドシステム「e:HEV」を搭載。タイプRともなれば、400psオーバーもあり得る。
新型プレリュードの発売は2025年内と予想。タイプRの登場は2026年に期待されるが、価格は500万円超えとなりそうだ。