現行型コンチネンタルGTは2018年に発売されたが、このアップデートバージョンは2024年後半に販売開始される予定だ。
フィンランド山中で捉えたコンチネンタルGT、及び市場で最も豪華なコンバーチブルの一つであるGTC開発車両は、最新のヘッドライトを備えた進化したフロントエンドを備えている。
新設計されたヘッドライトは、大きなドットセンサーを備えた新グリルによって統合され、よりスポーティーなフロントバンパーと、水平基調のアクセントを備えたコーナーエアインテークが見てとれる。
リヤセクションでは、軽く修正されたバンパーと、新しいリフレクターが確認できるほか、新デザインエキゾーストパイプと、水平バーを組み込んだ最新のテールライトが加わっている。
そしてなによりも、プロトタイプのリヤウィンドウやトランク、さらにはキャビン内のギヤシフター後ろにも、電動化を示すイエローステッカーが貼られていることから、このプロトタイプがベンテイガやフライングスパーのような、プラグインハイブリッドパワートレイン(PHEV)を搭載していることを示唆している。
ベントレーの代名詞である6.0L W12エンジンはこの4月に生産終了となる。その後継モデルが、4.0L V型8気筒ツインターボチャージャーエンジンと、トランスミッションに統合され、電気モーターを組み合わせたプラグインハイブリッドパワートレインであると考えられている。同様のシステムはポルシェ パナメーラでも採用されているが、最高出力は670ps以上と予想される。
同ブランドでは、この10年間に全ラインナップを電動化する計画を持っており、各モデルがライフサイクルの終わりに近づくにつれ、徐々に電動化を導入して行く予定だ。そして初のエレクトリックモデルは2026年末と思われ、おそらくクロスオーバーとなるだろう。