フェラーリの創始者であるエンツォ・フェラーリの生き様を描いた映画『フェラーリ』が7月5日、TOHOシネマズ日比谷を始め全国の劇場で公開される。
この映画は、レーシングドライバーやデザイナーとして名を残し、自ら立ち上げたフェラーリ社をイタリア屈指のブランドへと成長させたエンツォ・フェラーリの姿を描いたもの。フェラーリ社の経営が危機的な状況に陥ると同時に彼が私生活でも困難に直面していた、波乱に満ちた1957年の一年間にフォーカスしている。
監督は『ヒート』、『インサイダー』など数々の傑作を生みだし、『フォードvsフェラーリ』では製作総指揮を務めた巨匠マイケル・マン。また、主人公エンツォ・フェラーリ役にはアダム・ドライバーが起用されるほか、ペネロペ・クルス、シャイリーン・ウッドリー、パトリック・デンプシーなど、実力派俳優が出演する。
ちなみに、製作総指揮も務めたアダム・ドライバーは製作に際し、毎日2時間以上をヘアメイクに費やしたほか、立ち振舞や話し方、呼吸の仕方にいたるまでエンツォ・フェラーリを研究したという。
「エンツォ・フェラーリという人物については、様々な見方がある。悪者だとか、魅惑的な男だとか、カリスマ的存在、意地悪な人、あるいは堂々としていて人を巧みに操る人、とかね。彼はしきたりにこだわる人で、たいへんな頑固者だった。情に流されやすく、常に心のエンジンが動いている人物。でも感情面で人と繋がることが苦手な人物でもあったんだ」
映画『フェラーリ』の詳細については公式ホームページ等にて確認されたし。
■映画『フェラーリ』 監督:マイケル・マン 脚本:トロイ・ケネディ・マーティン 原作:ブロック・イェイツ著「エンツォ・フェラーリ 跳ね馬の肖像」 出演:アダム・ドライバー、ペネロペ・クルス、シャイリーン・ウッドリー、パトリック・デンプシー 2023年|アメリカ|英語・イタリア語|カラー・モノクロ|スコープサイズ|132分|原題:FERRARI|字幕翻訳:松崎広幸|PG12 配給:キノフィルムズ 提供:木下グループ © 2023 MOTO PICTURES, LLC. STX FINANCING, LLC. ALL RIGHTS RESERVED. 公式サイト:https://www.ferrari-movie.jp 公式X(旧Twitter):https://twitter.com/FerrariMovieJP ストーリー 1957年。イタリアの自動車メーカー「フェラーリ」の創始者エンツォ・フェラーリは激動の渦中にいた。妻ラウラとともに設立した会社は経営の危機に瀕し、1年前の息子ディーノの死により家庭は破綻。その一方で、愛するパートナー、リナ・ラルディとの間に生まれた息子ピエロを認知することは叶わない。再起を誓ったエンツォは、イタリア全土1000マイルを走る過酷なロードレース“ミッレミリア”にすべてを賭けて挑む──。