先日は「911カレラ」「911カブリオレ」「911 GTS」「911タルガ」「911ターボ」「911ターボカブリオレ」を一挙スクープに成功したが、残りの派生モデルの1台を撮影に成功した。
911タルガは米国の「ロールオーバー法」が実現することを見越して、オープンルーフの開放感と安全性を両立したモデルとして1965年9月に発表。当時はリアウィンドウにソフトタイプが採用され、1966年秋から911、911S、912に導入され大ヒットを記録した。その後1973年の第2世代911にも設定された。1983年には本格フルオープン「カブリオレ」が登場したが、それでもタルガは911ブランドのひとつとしての立ち位置を確立している。
捉えたプロトタイプは、足回りにセンターロックホイールを装着。フロントバンパーのエアインテークにはアグレッシブなブェイン(羽)が確認できるなど、タルガ最強の「GTS」であることがわかる。因みに標準のタルガは、コーナーエアインテークに一対の水平バーを備えている。
また、オープントップの画像を見ると、シートに「GTS」のロゴが刻印されているのがわかる。
さらに後部では、新設計されたバンパーにデュアルエキゾーストパイプがマウントされている。これは、718ボクスターGTSや、718ケイマンGT4 GTS 4.0に似ているシステムで、両モデルとも自然吸気の4.0L水平対向6気筒エンジンを搭載していることから、自然吸気エンジンが復活も指摘されている。
加えてハイブリッドパワートレインの導入も予想され、最高出力は現行のタルガ4 GTSが発揮する480psを超え、初の500ps超えも期待できそうだ。
992.2世代のワールドプレミアはベースモデルが先陣を切り2024年夏、その後順次公開予定となっているが、タルガ4 GTSは2025年以降にズレ込む可能性もあるという。