ダッシュボードの幅にまたがるデジタルスクリーンを装備など内部も大幅アップグレードされる。
初代エスカレードは1999年に登場。2014年にデビューした第4世代からは日本市場にも導入、現在も高い人気を誇っている。第5世代となる現行型は2020年から販売されており、これが初の大幅改良となる。
フロントエンドでは、ボンネット先端にスリット状のライトを採用、その下に垂直に配置されるのがメインのヘッドライトクラスターで、フルエレクトリックバージョン「エスカレードIQ」に酷似している。
足回りでは、直径285 mmのブリヂストン製オールシーズンタイヤを履いた24インチホイールを装着、現在のエスカレードVのタイヤから10 mmアップとなる。リアではテールライトのグラフィックや、バンパーデザインが調整されるはずだ。
キャビン内ではさらに大幅なアップデートが行われる。ガソリンエンジンのエスカレードには、エスカレードIQと同じハイテク処理が施されることが濃厚だ。おそらく、ダッシュボードの幅にまたがるデジタルスクリーンを装備、メータークラスター、インフォテインメントスクリーン、助手席用スクリーンとして機能することになるだろう。また、空調制御やその他の車両設定用のもう1つのスクリーンがセンタースタックに配置、他のゼネラルモーターズ車と同様に、このシステムは、Apple CarPlayではなく、Googleによって完全に駆動される。
キャデラックは、2025年にフルエレクトリック版「エスカレードIQ」を導入するが、ガソリンモデルの存続も確定、最高出力420psを発揮する6.2リットルV8エンジン、最高出力277psを発揮する3.0リットル直列6気筒ディーゼルターボのほか、最高出力682psを誇る6.2リットルV8スーパーチャージャー「エスカレードV」がラインナップされるだろう。
また、10速オートマチックが全ラインナップに標準装備されており、通常グレードには後輪駆動が標準装備されるが、エスカレードVには四輪駆動システムも標準装備される。