フォルクスワーゲン(VW)は現在、看板車種であるゴルフの50周年を祝うイベントを控えているが、そのひとつとして5月31日、ハイパフォーマンスモデル「ゴルフGTI」の新モデルがワールドプレミアされることがわかった。
また、VWのCEOトーマス・シェーファー氏は、Linkedinで新ホットハッチのティザーを公開。ピクセル化され鮮明ではないが、マシンがグリーンヘル(ニュルブルクリンク ノルドシュライフェの異名)をクルージングし、サーキットで最も有名なコーナーであるカルッセルを走り抜ける様子が収められている。
数カ月前に発表された2025年型ゴルフGTIとは明らかに異なるフロントバンパーを備え、よりシャープでアグレッシブなエアインテークも確認できる。不明点も多いが、ティーザーは「50 Years of Golf」というテキストで終わっていることから、このモデルが「Edition 50」と呼ばれるのではないかという憶測が広がっている。
VWは過去、ゴルフGTIの45周年を記念して、いくつかの新しいエアロパーツを備えた「GTIクラブスポーツ45」を発売したが、この新型もそれに似ている可能性がありそうだ。
MK8.5ゴルフGTIは1月下旬に発表された。トランスミッションは7速DSGのみで、6速MTはもう提供されていない。このクルマの2.0L直列4気筒ターボエンジンは、ヨーロッパで最高出力261psを発生するように改良されているが、米国仕様は不明だ。
新型ゴルフGTIが実際にクラブスポーツバージョンである場合、「GTIクラブスポーツ45」の最高出力292psと最大トルク400Nmを超え、300ps以上を叩き出す可能性が高い。
VWは、かつてMk7「ゴルフGTIクラブスポーツS」が保持していた栄冠、「ニュル最速FF量産モデル」に挑む覚悟はできているようだ。