VWとシャオペン協業の新型EVはBセグメント
2023年7月には、すでにEV開発で協力することを発表、VWはXPENGの株式総数の約4.99%を取得し、新型モデル開発に約7億ドル(約1千億円)を出資する。
中国企業のXPENGは、自動車業界とIT分野での経験を持つグループによって2014年に設立された。2018年に最初のモデルが登場、2022年夏には主力電動SUV「G9」を初公開し、現在ではすでに5モデルがラインナップされている。
今後登場する電動2モデルは、欧州Bセグメントに属するコンパクトカーとなり、「G9」のEV専用プラットフォーム「PF」を流用、無線アップデートが可能になる。またスマートコックピットや先進運転支援システム(ADAS)が搭載されることがわかっている。
KOLESA RUから提供された予想CGでは、G9を彷彿させるボディシルエットが見てとれるが、フロントエンドのデザインは、現在のフォルクスワーゲンの電気モデルのスタイルで完成されている。
G9のボディサイズは、全長4891 mm、全幅1937 mm、全高1680 mm、ホイールベース2998 mmという非常に大きなサイズながら2列シートとなっている。また全輪駆動により最高出力551ps、歳代トルク717Nmを発揮、0-100km/h加速3秒の動力パフォーマンスを持つ。一方、新型EVはBセグメントとなることから、これよりかなりコンパクトサイズだ。またG9の販売価格はオランダで5万7990ユーロ(約968万円)と高価だが、新型EVは共同開発により500万円以下の期待がかかっている。