ホンダの新たなEVシリーズ、「イエ・シリーズ」の「イエGT CONCEPT」と多くのデザインを共有
S2000は、S2000はホンダ50周年を記念して1999年に発売されたFRスポーツカーだ。最高出力250psを発揮する2.0L直列4気筒DOHC自然吸気エンジンを搭載、FRならではの優れたハンドリングでファンからは復活を望む超えが多い。
おなじみTheottle氏から提供された最新の予想CGは、ホンダが2024年4月の北京モーターショーで公開した新たなEVシリーズ、「イエ・シリーズ」の「イエGT CONCEPT」と多くのデザインを共有している。
フロントエンドデザインや、ロー&ワイドなシルエットはそのままに、コンセプトの4ドアクーペからスタイリッシュな2ドアロードスターに変更されている。後部ではLEDテールライトを直線的にすることでロードスターに合わせ、バンパーも新設計されている。
同ブランドは、2020年半ば以降に2台のスポーツEVも計画していることを発表しており、その1台がS2000後継モデルと噂があるものの、その実態は現段階で不明だ。
パワートレーンにはいくつかの情報がある。もっとも有力とされているのは、EV用プラットフォーム「ホンダe-アーキテクチャ」を採用した後輪駆動のBEV(Battery Electric Vehicle)で、搭載するバッテリーはGMが開発した「Ultium」(アルティウム)リチウムイオンバッテリーとなる。一方、ホンダ独自開発のバッテリーが搭載される可能性もあるようで、シングルモーターが搭載される。さらには、ハイブリッド技術を採用する2.0L直列4気筒を搭載、駆動方式はMR(ミッドシップ・リヤドライブ)となる。この場合、9速デュアルクラッチトランスミッションと組み合わされるほか、トヨタ「スープラ」に対抗してマニュアルトランスミッションも噂されている。いずれにしても最高出力は330ps程度が予想されている。
後継モデルのボディサイズは全長4250mm×全幅1700mm×全高1290mmと、オリジナルのS2000(全長4135×全幅1750×全高1285mm)と比べて若干の拡大が予想され、スープラと対抗できる本格スポーツカーが期待できそうだ。