これがあれば快適度アップすること間違いなし!車中泊を楽しむなら絶対そろえておきたいアイテム

ホンダアクセスN-BOX車中泊
快適に車中泊をしたいなら、エアマット、クッション、寝袋、シェードをそろえておこう。
空前絶後のアウトドアブームに伴い、車中泊を楽しむ人が特に若い人たちの間で増えている。テントを張らなくても気軽にアウトドアを楽しめるし、費用を抑えながら旅行できるのも魅了だ。そんな車中泊だが、キャンピングカーや特別な装備がないクルマでも、ちょっとしたアイテムを利用することで快適度は格段にアップする。朝起きたときに身体が痛くて辛い...なんて悩みとはこれでお別れだ!

取材協力◎ホンダアクセス

若者の間で車中泊を楽しむ人が増えている!

最近、「車中泊」を楽しむ人が増えている。今年の9月にホンダアクセスが行なった調査(※)によると、車中泊をしたことがある人は全体の35.3%。昨年は34.1%だったので、1.2%増だ。

そう聞くとたいしたことないと思われるかもしれないが、注目したいのは、男女ともに20代の割合がもっとも高かったこと。そして、昨年との比較でもいちばん上昇幅が大きかったのがやはり20代だったことだ。20代男性は前回調査39.0%から今回調査47.0%と8ポイントのアップ、20代女性にいたっては前回調査22.0%から今回調査47.0%と、なんと15ポイントもアップしている。

車中泊のいちばんのメリットは、おカネが節約できること。また、泊まる宿を気にすることなく旅行やレジャーに行くこともできるのも車中泊ならでは。さらに最近は空前のアウトドアブームの影響もあり、車中泊すること自体を楽しむ人も増えている。

ただ、実際に車中泊をしてみると、いいことばかりではないことがわかる。引き続いてのホンダアクセスの調査だが、「車中泊の際に経験したこと」を聞いたところ、トップ3は次のとおりとなった。一度でも車中泊をしたことがある方ならば、「あるある!」と思うに違いないランキングではないだろうか。

1位:朝起きると身体が痛い(55.5%)
2位:暑さ・寒さで目が覚める(43.3%)
3位:周りの音が気になり眠れない(20.4%)

とはいえ、こうしたネガティブな経験はちょっとした工夫で回避することができるのも事実。秋晴れの空の下で行なわれたホンダアクセスの取材会では、快適に車中泊を行なうためのノウハウを伝授してもらうことができた。

※2021年9月28日〜9月30日に実施。自家用車を持っている20歳〜69歳のドライバー1000人が対象

特別な装備がないN-BOXでも車中泊は楽しめる

取材のために用意されたクルマは、ホンダN-BOXカスタム。ホンダアクセスの純正アクセサリーが多数装着されているが、それらは内外装のカスタマイズが目的のものがほとんど。とくに車中泊に特化した装備が備わっているわけではない。

ホンダアクセスの純正アクセアリーが装着されたN-BOXカスタム。ブラッククロームパッケージ(ブラックメッキのフロントグリルとブラックエンブレムのセット)、シルバーのドアエッジモールとドアミラーカバー、クロームメッキのドアハンドルプロテクションカバー、マッドガードなどでエクステリアに彩りを添えている。
キャンピングカーでないと車中泊ができないわけではない。今回の取材車のように、特別な装備がないクルマでもちょっとしたアイテムを利用することで、快適に車中泊を楽しむことができるようになるのだ。

そんな一般的なモデルで、手軽に、かつ快適に車中泊を行なうにはどうすれば良いのだろうか。そこで最低限必要となるのが、以下のアイテムだ。

上からエアマット、枕、クッション。右の青いアイテムは寝袋だ。
  • エアマット
  • クッション
  • 寝袋

寝心地を左右する最重要アイテムが「エアマット」

一番重要となるのがエアマットだ。N-BOXをはじめ多くのハイト系軽自動車の場合、フロントシートを前に出してヘッドレストを外し、背もたれを倒せばリヤシートとフラットになる。が、凸凹な部分が多くて、この状態で車中泊すると身体が痛くなること必至。エアマットを上に敷くことでその凹凸が緩和されて、寝心地が格段にアップする。

また、頭を支えてくれる枕もあるとモアベターだ。

フロントシートの背もたれを倒せば横になることはできるが、この状態で長時間寝ていると身体が大変なことに…。
シートの上にエアクッションを敷くことで、凸凹が緩和されて寝心地がアップする。
エアクッションは空気を抜けばコンパクトになる。

凸凹を解消してくれる「クッション」も併用したい

もうワンランク寝心地をアップしたいなら、クッションを併用したい。凹凸が大きい部分があると、エアマットを敷いただけでは平らにならない。背もたれと座面の隙間にクッションを置くことで、寝床がよりフラットになるというわけだ。

座面と背もたれの間にクッションを置くとグッド。

エアマットには断熱効果もある。冬場は、エアマットの中に入っている空気が地面から伝わってくる冷気を抑えてくれるのだ。使用後は空気を抜けばコンパクトに収納することできるのも便利。

寒い季節は「寝袋」を重ね着する手もあり

夏以外の車中泊ならば、寝袋もあった方がいいだろう。車中泊をする際はアイドリングオフが基本なので、エアコンをかけることができない。特に冬場は、朝が近づくにつれて冷え込みが激しくなる。寒さで目が覚めて寝られない…なんてことがないよう、防寒対策には念を入れたいところだ。それほど寒くない場合は、寝袋を毛布代わりに身体にかけておけばいい。

また、首や足首、手首など血管が多く通っている場所を暖めると体温が下がりにくい。マフラーやレッグウォーマーなどを着用して寝るのもいいだろう。

寝袋はいいものを選びたい。寒さが厳しい季節は、寝袋を重ね着するという手もある。

冷気を遮断、プライバシーも保護できる「シェード」

もうひとつ、車中泊であったほうがいいアイテムが窓ガラスを覆うシェード。窓ガラスから伝わってくる冷気を遮断してくれるだけでなく、車内が目隠しされるのでプライバシーを保護する効果もある。最近は車種専用設計のものが市販されているので、それを使えば窓ガラスにジャストフィットしてくれる。

取材車には「アイズ」というメーカーのシェードが装着されていた。N-BOX専用設計なのでフィッティングはバッチリで、吸盤でしっかりと貼り付けることが可能。
外から見るとご覧の通り。車内のプライバシーが保護される。

身長173cmの人が横になるとご覧の通り。今回の取材車であるN-BOXのように特別な装備がないクルマでも、最低限必要なアイテムを追加するだけで、車中泊の快適度が格段にアップすることがおわかりいただけただろう。

ボディが小さいN-BOXだが、身長が高い人(身長180cm)でも身体を斜めにして横になれば足もしっかり伸ばして寝ることができた。

くつろぎの空間をつくり出すタープ。N-BOXでワーケーションもあり!

車中泊をもっと楽しくしてくれるアイテムが、カーサイドタープだ。クルマのルーフを利用してタープを張ることで、くつろぎの空間を手軽につくりだすことができる。大自然の息吹を感じながら飲むコーヒーは格別だ。パソコンやポータブル電源を用意すれば、オフィスに早変わり。流行りのワーケーションもできてしまう。

カーサイドタープはルーフには吸盤で取り付け、地面にはペグで固定する。
今の時代、ノートPCさえあればどこでも仕事ができる!?

カーサイドタープが取り付けできるのはクルマの横側だけではない。後ろ側に設置すれば、荷室に積んだ荷物を出し入れしやすくなる。状況に応じて設置場所を使い分ければいいだろう。

せっかくのアウトドアだから、クルマの外でリラックスしたい。そんなときにカーサイドタープは役立つアイテム。クルマの後ろに装着する使い方も便利だ。

カーサイドタープは今回紹介した雨や風がしのげる程度の簡易的なものから、宿泊ができるくらいしっかりとした大型のものまでさまざまなタイプがある。手軽さと居住空間の快適さ、どちらを重視するかでベストチョイスは変わってくるので、購入の際はご注意を。

ちなみに、ここで紹介したエアマットやクッション、シェードはホンダアクセスが扱っている用品ではなく、一般的に市販されているもの。ホンダアクセスとしては、クルマを使った幅広い楽しさ・便利さを多くの人に伝えたいという趣旨で今回の取材会を開催したそうだ。自社の売り上げに直接つながるわけではないのに…ホンダアクセスときたら太っ腹!

アウトドアレジャーで役立つN-BOX用純正アクセサリー

もちろん、今回の取材車には車中泊やアウトドアレジャーで役立ちそうなホンダアクセスの純正アクセサリーも装着されていたので、それをピックアップして紹介しよう。

まずは大型ルーフコンソールだ。ルーフが高くて余裕があるN-BOXの室内高を有効活用するアイテムで、気軽に小物を置くことができる。また、ティッシュ取り出し口も付いているのもニクい。

大型ルーフコンソール(1万7600円)

オールシーズンマットは泥や砂、雨などの汚れからフロアを守ってくれる。汚れた靴のまま、気兼ねなく乗ることができるのがうれしい。フロアカーペットマットに重ねて載せることもできるので、普段使いのときは外しておいて、キャンプ場に出かけるときだけ敷いておく…なんて使い方も簡単だ。

オールシーズンマット(フロント用8250円、リヤ用8250円)

ラゲッジトレイは縁高タイプで、防水性に優れているので濡れた遊び道具を積むのもノープロブレム。汚れてしまったら水洗いすればOKだ。

ラゲッジトレイ(8800円。大型ルーフコンソールとのセットの場合は2万2000円)

車中泊は、気軽にアウトドアを楽しむことができる便利な手段。今回ご紹介したアイテムとノウハウを参考に、快適な車中泊ライフを楽しみましょう!

著者プロフィール

長野 達郎 近影

長野 達郎

1975年生まれ。小学生の頃、兄が購入していた『カーグラフィック』誌の影響により、クルマへの興味が芽生…