水平対向エンジン、シンメトリカルAWDをはじめ、その信頼性や耐久性、高次元のパフォーマンスをあらためて実証し、スバルグローバルプラットフォームや2.4L直噴ターボエンジンの真価を証明
「スバルWRX NBRチャレンジ2024」(ドライバー:カルロ・ヴァン・ダム/ティム・シュリック/佐々木孝太/久保凜太郎)は、SP4Tクラスのポールポジションからスタート。きわめて過酷なコースを走行するなかで、序盤からノートラブルでリードを築き、スバルディーラーメカニック8名を含む整備チームの迅速かつ的確な対応によって完璧なレースを展開した。一時総合40位まで順位を上げるも、濃霧による視界不良のため長時間の赤旗中断。その後も天候は好転せず、レース再開できないままセーフティカー先導のフォーメーションラップにてSP4Tクラス優勝のチェッカーフラッグを受けた。昨年からの参戦となるSP4Tクラスにて初クラス優勝、総合順位51位(レースリスタートによるフォーメーション整理のため)、周回数44周となった。
「究極の一般公道」、「グリーンヘル(緑の地獄)」とも言われるニュルブルクリンク・サーキット(1周25.95km)における24時間レースでのクラス優勝により、スバル車は水平対向エンジン、シンメトリカルAWDをはじめとして、その信頼性や耐久性、高次元のパフォーマンスをあらためて実証し、スバルグローバルプラットフォームや2.4L直噴ターボエンジンの真価を証明した。
今回がラストチャレンジとなった辰己英治総監督はこのようにコメントしている。
「クルマとしてはほとんど計画通りに仕上がっていました。ただ、予選はドライでクリアラップが取れずでしたが、雨の中カルロが渾身のアタックで8分53秒台を記録してくれました。車重は重くハイパワーでもないこのクルマですが、GT4と肩を並べるくらい速いクルマになったなあと感慨深いです。STIの技術を使ったパーツが良い仕事をしてくれたのだと思います。今年は7時間半で終わってしまいましたが、耐久性にも自信があったのでできれば24時間を走らせてみたかったですね。とはいえ、悔やむこと、思い残すことはありません」
●SUBARU WRX NBR CHALLENGE 2024公式サイト