寄贈された車両は被災後の瓦礫等の片付けや、被災者の転居の際の運搬などに活用
日本カーシェアリング協会は、東日本大震災をきっかけに、寄付で集めた車を活用した支え合いの仕組みづくりをミッションとして、宮城県石巻市で設立された。三菱自動車は2013年にも電気自動車「アイ・ミーブ」を同協会へ寄贈しており、電気自動車を活用した防災の取り組みを広める活動に協力している。能登半島地震の被災地では、支援車両が不足しており、被災地域の属する石川県からも協力依頼があったことから、このたびの寄贈に至った。
「ミニキャブ トラック」は、広い荷台と低い荷台床面地上高を併せ持ち、作業効率が高く、悪路での走破性、積載時の重量バランスにも優れている。寄贈された車両は、被災後の瓦礫等の片付けや、被災者の転居の際の運搬などに活用される予定。
三菱自動車は、能登半島地震の被災地支援として、今回の車両寄贈のほかに、新潟県・富山県・石川県・福井県4県下の新車販売店舗における「急速充電の無料利用サービス」ならびに「スマートフォンへの無料充電サービス」(ともに2024年3月末まで)を実施。さらに石川県珠洲市に対して「アウトランダーPHEV」「トライトン」「デリカD:5」の無償貸与などを行っている。
このたびの発表に際して同社はこのようにコメントを発表している。
「令和6年能登半島地震により被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。今後も自治体の要望や被災地のニーズに応じて支援を行うとともに、被災地域の一日も早い復興をお祈り申し上げます」