同車初となるFFレイアウトによる高効率パッケージングを実現し、広くて使いやすい室内空間をさらに進化
新型セニアは、ダイハツの新世代のクルマづくり「DNGA(Daihatsu New Global Architecture)」によるインドネシア第二弾(※)であり、これまで同様、トヨタグループの新興国小型車事業の一環として、トヨタ自動車へOEM供給を行う。
※第一弾は2021年2月にマレーシアのプロドゥア社から発売された新型「アティバ」
セニアは、2004年にトヨタとの初の共同開発車として発売された。Bセグメントのコンパクトなボディサイズながら大人7人がしっかり乗れる3列シートの広い室内空間を実現するとともに、求めやすい価格設定としたモデルで、インドネシア市場における新ジャンルを切り開いてきたダイハツの基幹車種。発売からの累計販売台数は、ダイハツがインドネシアで販売する商品において最大となる約68万台に上る。
今回のフルモデルチェンジにあたりプラットフォームを一新し、セニアとして初めてFFレイアウトによる高効率パッケージングを実現。室内長を従来型から160mm拡大するなど、広くて使いやすい室内空間をさらに進化させた。また、D-CVTを採用(5速MTも設定)し、燃費性能を向上させながら、快適な走行性能を実現した。ボディサイズは全長4395×全幅1730×全高1700 mmで、パワーユニットは1.3ℓと1.5ℓの自然吸気エンジンを設定している。
内外装デザインはよりスポーティな印象に仕上げるとともに、使い勝手の良さも向上させながら、求めやすい価格としている。安全性能については、今年4月に同市場で発売された新型コンパクトSUV「ロッキー」に続き、予防安全装備「スマートアシスト(現地名:Advanced Safety Assist)」を導入し、高まる安全・安心への要望に応える。