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上質内装で座り心地は好印象 ターボ車はパドルシフト追加
〝いい軽〞をという言葉をモチーフとして開発されたeKワゴンの主力モデルはSUV風のスタイルを採用したeKクロスだ。eKクロスはデリカD:5のようなワイルドで存在感のあるフロントマスクが特徴。同じ顔つきだったeKクロススペースがデリカミニになったため、今では独自のデザインになった。
エクステリア
ハイトワゴンはスーパーハイトに比べるとインテリアの質感が多少落ちることが多いが、eKクロスはデリカミニと同じタッチ式のセンターパネルが使われているので、高級感ではライバル車を確実に一歩リードする。シートも座り心地が良く、後席も適度な高さにセットされているので快適性は高い。荷室の使い勝手は良いが、後席のスライド機能が左右一体で自由度が少ないのが弱点。
インストルメントパネル
エンジンはeKワゴンが自然吸気、eKクロスが自然吸気とターボを用意。平坦路なら自然吸気でも力不足を感じずにスムーズに走れる。eKクロスはマイルドハイブリッド搭載のため、緩加速時の回転上昇が抑えられて燃費や静粛性が向上。ターボ車になると多人数乗車時や高速道路の流入時でも楽に走れるようになる昨年からターボ車にはパドルシフトが追加され、操る楽しみが増えた。
居住性
ハンドリングはeKワゴンが街なかを走るにはちょうど良い軽快感があり、乗り心地もソフト。
うれしい装備
月間販売台数 804台(23年7月~12月平均値) 現行型発表 19年3月(一部改良 23年11月) WLTCモード燃費 23.3 ㎞/ℓ ※eKクロス「G」系のFF車
ラゲッジルーム
eKクロスは全車15インチタイヤになるため、乗り心地が少し引き締まり、スポーティなフットワークが味わえる。
※本稿は、モーターファン別冊 ニューモデル速報 統括シリーズ Vol.157「2024 軽自動車のすべて」の再構成です。