100万円でこの3台! ハイブリッド、FR、4WD、こんなセダンはどうでしょう? 【モーターファンおすすめ中古車】2024年7月版

残念ながら人気は下火…とは言え、やっぱりクルマはセダン! そういう人もまだ少なくないはず。そこで今回の【モーターファンおすすめ中古車】では、今どき100万円で狙えるお買い得なセダンを3車種ご紹介しましょう。

トヨタ プリウス 4代目 ZVW50型(2015年 – 2023年)

トヨタ プリウス 4代目 ZVW50型 A“ツーリングセレクション”(2015年モデル)

価格帯:80~420万円(中古車市場での目安)

おすすめグレード: Sツーリングセレクション / 装備充実、快適性と安全性を重視する方に

トヨタのプリウスは初代モデルの登場以来、環境に配慮したハイブリッドテクノロジーと快適性を両立させたクルマとして世界中で高い評価を受けています。4代目のZVW50型は、さらに進化したデザインと性能により、多くのユーザーの支持を集めました。空力性能を追求した流線型のボディが特徴で、ハイブリッドカーとしては珍しくスタイリッシュな印象のクルマです。内部空間は広く、乗員は快適に座ることができ、長時間のドライブでも疲れにくいでしょう。

プリウス最大の特長は、その燃費効率です。ハイブリッドシステムにより、低燃費でありながらパワフルな加速を実現し、環境負荷を最小限に抑えます。走行性能においても、市街地や高速道路での静粛性と安定性が高く評価されています。しかしながら、弊メディアがユーザーを対象に実施している『モーターファン ユーザーアンケート』によれば、エンジンの回転数が高くなると騒音が目立つ場合があり、高速走行時の快適性には改善の余地があるという指摘もあります。安全面では、衝突回避支援システムや車線逸脱警報などの先進的な運転支援技術が充実しており、ドライバーの安全をしっかりサポートしてくれます。

トヨタ プリウス 4代目 ZVW50型 A“ツーリングセレクション”(2015年モデル)

詳細スペック: Sツーリングセレクション(FF) / DAA-ZVW50型

全長×全幅×全高(㎜)=4540×1760×1470
ホイールベース(㎜)=2700
エンジン:1.8ℓ 水冷直列4気筒DOHC+モーター
駆動:FF
最高出力:98ps(72kW)/5200rpm
最大トルク:14.5kgm(142Nm)/3600rpm
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
トランスミッション:電気CVT
車重(kg):1370
新車価格:262.8327万円
※2015年発売当時のスペック

日産 V37型スカイラインセダン (2014年~2019年/前期・中期型)

日産 V37型スカイラインセダン 200GT-t (2014年モデル)

価格帯:59万円〜315万円(ただし2019年以前のモデル/中古車市場での目安)

おすすめグレード:200GT / バランスの取れたパフォーマンスと快適な装備が〇

2014年に登場した日産 V37型スカイラインは、スポーティで洗練されたデザインと優れた走行性能が特徴のプレミアムセダンです。日産の最新テクノロジーとエンジニアリングが融合し、高速安定性と快適性を両立させた1台で、日産自動車の高級車ブランドであるインフィニティが展開されている地域では、インフィニティQ50として販売されています。

100万円以下の中古車で主力となる2.0Lエンジンは、十分なパフォーマンスと経済性を兼ね備えており、高速道路やワインディングロードなど、多彩な走行ステージで活躍することでしょう。外観デザインはスポーティでありながらエレガントで、流れるようなボディラインとシャープなヘッドライト、ダイナミックなフロントグリルが高級感と力強さを演出しています。インテリアでは、質感の高い素材と最新の技術が調和した快適な空間が提供されており、インフォテインメントシステムや運転支援システムも充実しています。最新の運転支援システムも用意されており、安全なドライブを支援してくれることでしょう。2016年3月発売以後のモデルにはエマージェンシーブレーキ(自動ブレーキ)を始めとした、最先端の安全装備である『全方位運転支援システム』が標準装備となっていますので、この点を意識しておくと良いでしょう。

さて、V37型スカイラインセダンは現行モデルではありますが、二度のマイナーチェンジを受けており、特に2019年に大掛かりなマイナーチェンジ(ビッグマイナーチェンジ)が実施されています。このため中古車市場でも2019年を境に明確に価格の相場が変わっており、現状、2019年以後のモデルを100万円以内で探すのは難しい状態です。

日産 V37型スカイラインセダン 200GT-t (2014年モデル)

詳細スペック: 200GT-t(FR) / DBA-ZV37型

全長×全幅×全高(㎜)=4790×1820×1450
ホイールベース(㎜)=2850
エンジン:2.0ℓ 水冷直列4気筒DOHCターボ
駆動:FR
最高出力:211ps(155kW)/5500rpm
最大トルク:35.7kgm(350Nm)/1250-3500rpm
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
トランスミッション:7AT
車重(kg):1650
新車価格:383.4万円
※2014年発売当時のスペック

スバル インプレッサG4 5代目 GT/GK系 (2016-2023年)

スバル インプレッサG4 5代目 GT/GK系 (2019年モデル)

価格帯:47万円〜240万円(中古車市場での目安)

おすすめグレード:2.0i-L EyeSight / アイサイト標準装備で安全性能充実

スバル インプレッサ G4は、スバルのコンパクトセダンです。堅実な造りと信頼性、優れた走行性能が特徴で、日常の使い勝手とドライビングプレジャーを高次元で両立しています。新しい『スバル グローバル プラットフォーム(SGP)』が採用され、車体剛性と安全性能が大幅に向上しています。これにより、走行中の安定性や操縦性が格段に良くなっています。FF車と4WD車がありますが、スバル自慢の四輪駆動システムによって安定した走行性能を発揮する4WD車の方が走る楽しさを味わえます。

スバルの新しいデザイン哲学『ダイナミック×ソリッド』が反映されたエクステリアはスタイリッシュでモダンな印象を醸し出しています。クーペの様な流麗なルーフラインとハイ&ショートデッキの組み合わせは、優れた空力性能とスポーティさを備えたセダンフォルムを実現しています。シンプルで使いやすいインテリアは、意外にも質感の高い素材が使用されており、快適な乗り心地を提供してくれます。

エンジンと組み合わされたCVTはスムーズな変速と燃費効率を実現、経済性にも優れています。スバル自慢の安全運転支援システム『EyeSight (ver.3)』が全車標準装備され、衝突回避支援や後方車両警報がドライバーの安全をサポートします。しかしながら、弊メディアがユーザーを対象に実施している『モーターファン ユーザーアンケート』によれば、エンジンがパワー不足と感じる方もいらっしゃるようで、特に高速走行時の加速性能に物足りなさを感じる声が見られました。また、4WD車の場合、燃費が競合の2WD車と比べるとやや劣るという指摘も見られました。

スバル インプレッサG4 5代目 GT/GK系 (2019年モデル)

詳細スペック: 2.0i-L EyeSight (4WD) / DBA-GK7型

全長×全幅×全高(㎜)=4625×1775×1455
ホイールベース(㎜)=2670
エンジン:2.0ℓ 水冷水平対向4気筒DOHC
駆動:4WD
最高出力:154ps(113kW)/6000rpm
最大トルク:20.0kgm(196Nm)/4000rpm
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
トランスミッション:CVT
車重(kg):1370
新車価格:237.6万円
※2016年発売当時のスペック

いずれも現在の中古車市場で100万円以下で購入可能でありながら、ユーザーからの評判が高いセダンです。トヨタ プリウスはご存じの通りハイブリッドカーの雄、日産スカイラインセダンはFRレイアウトで爽快な走りが楽しめるスポーツセダン、スバル インプレッサG4は、自慢の4WDシステムで違った走りの楽しみ方が出来る個性派セダンと、三者三様の魅力のあるセダンをピックアップしてみました。こんな3台、いかがでしょうか?

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