夏はホンダSUVの長兄「ZR-V」と末っ子「WR-V」を純正アクセサリーでカスタマイズしたくなる!

純正アクセサリーに設定されるWR-Vのフロントグリルは縦型デザインを採用。
ホンダアクセスの生み出す純正アクセサリーはディーラーオプションとして全国のホンダ販売店で購入・取付できるのが魅力。なにより、各モデルごとにコンセプトを練り上げ、それぞれに似合うスタイルのカスタマイズを提案しているのが見逃せないポイントだ。ホンダSUVの長兄となるZR-Vと末っ子WR-Vのカスタマイズスタイルと、その特徴を紹介しよう。

REPORT:山本晋也(YAMAMOTO Shinya) PHOTO:井上 誠(INOUE Makoto)

ホンダアクセスの純正アクセサリーは3年・6万km保証付き

ホンダアクセスの手がける純正アクセサリーは販売店で購入・装着できる。

ホンダ車の純正アクセサリー(ディーラーオプション)は、ホンダアクセスという専業会社によって開発されている。同社のルーツは、1976年に発足したホンダ用品研究所であり、1983年にホンダ用品技研と改称、1987年からホンダアクセスという現在の社名として企業活動を続けている。名前の変遷を目にしただけでも、ホンダファンなら感涙といえるかもしれない。

別会社といっても、車両本体の開発チームと密な連携を取りながら同期開発している。つまり、車両と同レベルでの品質や安全性を担保しているというわけだ。3年6万kmというアクセサリーとしては十分に長い保証期間が、高品質の証といえる。

上記の開発フローにおいて注目したいのは、車両本体との連携が強いこと。車種ごとに最適なアクセサリーを生み出しているといえるのだ。具体例として、ホンダSUVラインナップの長兄的モデルのZR-Vと、末っ子にあたるWR-Vの純正アクセサリーによるエクステリアコーディネートを紹介しよう。見比べてみれば、車種ごとに最適化したアイテムを用意していることが理解できるはずだ。

ZR-V Premium Style

ZR-V Premium Style(ベースグレード e:HEV Z・FF)
エクステリアやインテリア、ナビなど装着アクセサリーの合計金額は146万3770円。

スポーツSUVとして上質な走りや佇まいが特徴のZR-V、ホンダアクセスの提案するエクステリアコーディネートはその名も「Premium Style」と直球勝負の高級感をアピールするものとなっている。後述するWR-VやヴェゼルなどSUVモデルについてはエクステリアのイメージチェンジを果たすアイテムとして、フロントグリルは設定されがちだが、ZR-Vについてはあえて標準装着のままとしている。これは、もともとのデザインコンセプトを尊重しているからの判断といえる。

一方で、足元については19インチアルミホイールを設定、標準装備の18インチタイヤからインチアップすることでスポーツプレミアムというZR-Vのキャラクターを強調している点には注目したい。11.4インチ画面のホンダコネクト対応ナビも、Premiumという響きにふさわしいコックピットに仕立てあげている。

ZR-V Premium Style 主要装着アイテム
フロントロアースカート:4万4000円
サイドロアーガーニッシュ:4万4000円
リアロアーガーニッシュ:4万9500円
LEDフォグライト:3万800円
フォグライトガーニッシュ:2万9700円
19インチアルミホイール「MS-030」:5万8300円/本
アルミホイール用ホイールナット(20個セット):3850円
ドアミラーカバー:9900円
テールゲートスポイラー:4万1800円
リアライセンスガーニッシュ:1万9800円
ブラックエンブレム:1万1550円
ドアハンドルプロテクションカバー:8800円
19インチアルミホイール「MG-030」をラインナップ。推奨タイヤサイズは235/45R19となる。
車名ロゴ入りのラゲッジトレー(2万2000円)は純正アクセサリーの証。ステンレス製のリアパネルライニングカバーも用意される。
11.4インチのナビと3カメラ式ドライブレコーダーをセットにした「あんしんパッケージ」は34万8700円

WR-V TOUGH STYLE

WR-V TOUGH STYLE(ベースグレード Z・FF)
エクステリアやディスプレイオーディオなど装着アクセサリーの合計金額は83万9080円。

インドで生産されるグローバルSUVモデルとして日本に導入されているのがWR-V。1.5Lガソリンエンジン車かつFFのみという設定だが、エントリーグレードで210万円を切る価格設定が話題となり、人気を集めているのはご承知の通り。そのようにリーズナブルな価格帯であることを意識して、純正アクセサリーもローコストで最大限のドレスアップ効果を発揮する”コスパ”のいいラインナップとなっている。

象徴といえるのが、人気ナンバーワンというフロントグリルだ。標準装備のグリルとは完全に異なる縦基調のデザインはSUVらしい力強さを表現している。ホンダアクセスの提案するエクステリアコーディネートの名称が「TOUGH STYLE」というのも納得のアピアランスチューンといえる。カーAVについてはホンダコネクト対応ナビに加えて、8インチのディスプレイオーディオ(9万3500円)を選べるようにするなどコスパ重視のユーザーマインドに寄り添うラインナップとなっているのは注目だ。

WR-V TOUGH STYLE 主要装着アイテム
フロントグリル:4万6200円
ブラックエンブレム:1万2100円
フォグライトガーニッシュ:1万5400円
フロントロアーガーニッシュ:4万4000円
フェンダーガーニッシュ:2万2000円
サイドロアーガーニッシュ:4万6200円
フューエルリッドデカール:1万1000円
リアロアーガーニッシュ:2万7500円
エキパイフィニッシャー:9900円
マッドガード:1万5400円
純正アクセサリーに設定されるWR-Vのフロントグリルは縦型デザインを採用。
後席格納時の段差を解消する「ラゲッジボード」は販売店で扱うカー用品「A-collect」として用意されている。価格は3万3000円
ピアノブラックのインパネラインパネルはA-collect用品として設定されている。価格は2万2000円

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著者プロフィール

山本 晋也 近影

山本 晋也

1969年生まれ。編集者を経て、過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰することをモットーに自動車コ…