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2代目日産ステージア まさに「スカイラインワゴン」⁉︎ 余裕のある走りが楽しめるFRスポーツワゴン
日産ステージアは1996年の発売された初代以来、走りの良さ・快適性・優れたワゴン機能を兼ね備えた日本初の本格的Lクラスツーリングワゴンとして、多くのユーザーから高い評価を得てきた。今回紹介する2代目ステージアは、『デュアルシーンで余裕の走りと優れた機能を発揮するプレステージツーリングワゴン』を開発コンセプトに、ゆとりを持って過ごしたいと考えている人々をターゲットに開発された。スカイライン(V35型)で採用したV6エンジン専用FRプラットフォーム「FMパッケージ」により、「抜群の高速安定性と快適性」、「広いキャビンとラゲッジルーム」、「世界最高水準の安全性能」を実現するとともに、当時新開発されたVQ25DETエンジンやスノーシンクロモード付アテーサE-TSの採用により、高速走行から雪道や不整地路まで、快適で安心感のある走りを可能としたのが特徴だ。
パワートレーンは、280psを発生する2.5ℓV6気筒DOHCターボ、215psを発生する2.5ℓV6気筒DOHC、260ps(後期は272ps)を発生する3.0ℓV型6気筒DOHCエンジンの3種類を用意。おすすめは2.5ℓV6気筒DOHCターボ。このグレードはまさに「スカイラインステーションワゴン」といっても過言でないほどスポーティな走りを堪能できる。また407Nmの最大トルクを持ち、FRベースということも相まって、トルクフルな安定した走りをみせる。1680kgという重い車重とは考えられないほど軽快だ。
平均中古価格は43万円。
たとえば50万円以内だと「ステージア 2.5 アクシスS 2004年式、走行5万kmで49万円」というような中古車がある。ターボモデルはタマ数が少ないので注意が必要だ。
詳細スペック:250t RX FOUR(後期型)
全長×全幅×全高(㎜)=4765×1760×1510
ホイールベース(㎜)=2850
エンジン:2.5ℓ V型6気筒DOHCターボ
駆動:フルタイム4WD
最高出力:280ps(206kW)/6400rpm
最大トルク:41.5kg・m(407Nm)/3200rpm
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
トランスミッション:5AT
車重(kg):1680
新車価格:325万円
※2003年発売当時のスペック
初代プジョー308 SW ステーションワゴンなのに7人乗り?フランス車らしいしなやかな脚が魅力
プジョー308 SWは、プジョーのCセグメントハッチバックである308をベースにしたステーションワゴンである。今回紹介する初代は、2008年に日本でデビュー。プジョーらしいスタイリッシュなフォルムに、308シリーズのドライビング・プレジャー、ゆったりとした室内空間、3列7座シートのユーティリティを併せ持ったステーションワゴンだ。当時のプジョー最大の1.68m²というグラスエリアを持つパノラミック・ガラスルーフの標準装備により、明るく開放感のある室内空間を実現している点も特徴で、全高も1560mmとステーションワゴンとしては高めに設定されているため、車内空間もゆったりしている。プジョーもあくまでステーションワゴンとしているが、実は3列シートも搭載した7人乗りで、ミニバンとしての一面も持つ。2代目以降は3列目は廃止された。
パワートレーンは、1.6ℓターボエンジンを搭載。BMWと共同開発したこのエンジンは非常にスポーティで低回転からトルクフルだ。またターボエンジンとしては吹け上がりが自然でラグを感じることはほとんどない。さらにフランス車特有のしなやかな脚も健在。家族でドライブへ出かけるのにはぴったりな一台だ。
平均中古価格は38万円。
たとえば「308 SW プレミアム 2012年式、走行3万9000kmで39万円」というような中古車がある。初代308 SWは、家族でドライブに行きたくなるような運転の楽しいステーションワゴンだ。
詳細スペック:プレミアム
全長×全幅×全高(㎜)=4515×1820×1560
ホイールベース(㎜)=2710
エンジン:1.6ℓ 直列4気筒DOHCターボ
駆動:FF
最高出力:140ps(103kW)/5800rpm
最大トルク:24.5kgm(240Nm)/1400~3500rpm
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
トランスミッション:4AT
車重(kg):1560
新車価格:339万円
※2008年発売当時のスペック
今回は50万円で買えるスポーツワゴンを紹介した。50万円でも性格はさまざまだ。ぜひ好みにあった楽しいスポーツワゴンを見つけていただきたい。