フロントグリルには、より幅広のラジエーターグリルフレームが採用され、内部には、ダイヤモンドパターンメッシュを備える。
RS 3は2011年に同ブランドのラインナップに登場、当初は5ドアハッチバックのみだったが、次世代から(2016年)ではセダンも追加された。ベースとなる現行型の第3世代は2021年にデビュー、今年3月には大幅改良がなされたばかりで、RS 3がこれに続く。
RS 3改良新型では、新設計されたLEDデイタイムランニングライトを備えるヘッドライトを装備、ラジエターグリルの上端にエンブレムが配置される。大きくワイド化されたホイールアーチ、フロントフェンダー後部にエアダクトを備え、バンパーも刷新される。フロントグリルには、より幅広のラジエーターグリルフレームが採用され、内部には、ダイヤモンドパターンメッシュを備えている。
側面には、分厚いサイドスカートを装備、足回りでは、プロトタイプでみられたものと同じホイールが確認できるが、三角のセグメントが赤く塗られている。また後部バンパーには、巨大インサートを配置、それに沿ってRS モデルの伝統である、楕円形の極太エキゾーストパイプがインストールされる。
同ブランドは、ニュルブルクリンクの新記録を特集したプレスリリースで、アップデートされたRS 3セダンがさらに強力になるわけではないと発表していることから、おそらく2.5リットル直列5気筒ガソリンターボ「EA855 evo」エンジンをキャリーオーバーし、最高出力は400ps、最大トルクは500Nm程度と予想される。ただし、アップグレードされたシャーシにより速度が向上、全輪駆動と相まってニュルレコードを更新したと見られる。
アウディRS 3改良新型のワールドプレミアは、8月20日に予定されており、10月に発売される予定だ。