特別に用意されたWRXは、ダークなカラーリングと、特大のエアロコンポーネントを備え、4度のラリークロス・チャンピオンドライバーのスコット・スピードが運転してヒルクライムに参戦する。
公式ティザーイメージでは、ドアにスバルのエンブレムが付いたフルブラックの外装と、リヤの巨大なウィングが明らかされた。また幅広のフェンダーエクステンションは、米国ラリー選手権に出場するスバルのラリーカーに似ているが、フロントバンパーは異なっている。
そのほか、バンパーエクステンションが深くなり、吸気口の周りにカーボンファイバーのガーニッシュを装着、デュアルカナードが以前のWRXラリーカーとの違いを示している。リヤディフューザーもカーボンファイバー製で、軽量化に貢献しているようだ。さらに露出したスリックタイヤは、タイムアタックモンスターらしく、この車が究極のパフォーマンスを発揮するように作られたことを示唆している。
謎めいたプレスリリースによると、「まだ発売されていないこのモンスターは、スバルモータースポーツUSAがグッドウッドに持ち込んだもの、いや、どこにも持ち込んだことのないものです」と伝えている。また同社は「『プロジェクト・ミッドナイト』は、坂を駆け上がるときにまったく違う方法で観客を驚かせる」と付け加えており、期待が高まるばかりだ。
注目のパワートレインやスペックに関しては、明らかにされていないが、フルエレクトリックの可能性考えられる。そのすべての謎は7月11日に解決されるだろう。