スバルは、先日ティザーイメージを公開していた、「プロジェクト ミッドナイト」を世界初公開した。
公開されたWRXは、ティザーイメージで見られたように、バンパーエクステンションが深くなり、吸気口周りに装着されたカーボンファイバーのガーニッシュやデュアルカナードが以前のWRXラリーカーとの違いを示している。リヤディフューザーもカーボンファイバー製で、軽量化に貢献しているようだ。さらに露出したスリックタイヤは、タイムアタックモンスターらしく、この車が究極のパフォーマンスを発揮するように作られたことを示唆している。
パワートレインも発表された。搭載される2.0L水平対向4気筒エンジンは9500rpmまで回転し、最高出力670ps、最大トルク920Nmを発揮。そのパワーは4本の18インチホイールとタイヤ幅280mmのヨコハマタイヤに送られる。
プロジェクト ミッドナイトの重量はわずか2469ポンド(1119kg)で、標準のWRXより1000ポンド(454kg)軽量化されており、WRX史上最速となる。
4度のラリークロスチャンピオンであるスコット・スピードは、「スバル・モータースポーツUSAとバーモントスポーツカーのチームは、まさに最高のクルマを提供してくれました。このクルマを運転すると、明らかにラリークロスのルーツを持っていますが、幅広のタイヤ、トラック、ジオメトリーにより、非常に新鮮な感覚と信じられないほどのグリップが得られます。究極のドライビングマシンであり、運転するのが本当に楽しいです」と語っている。
果たしてこのモンスターが市販化される可能性はあるのか!? 要注目だ。