日本では各1台のみ導入! レンジローバー・スポーツに神話と宇宙にインスパイアされた「セレスティアル・コレクション」が登場

ジャガー・ランドローバーはこのほど、古代神話や神秘的な宇宙からインスピレーションを得て、洗練さに磨きをかけたモダンラグジュアリーのビジョンを提供する、精工に作り上げた「レンジローバー・スポーツSV」限定コレクションとして、「CELESTIAL COLLECTION(セレスティアル・コレクション)」を発表。このコレクションは「GAEA(ガイア)」「THEIA(テイア)」「IO(イオ)」「VEGA(ベガ)」「SOL(ソル)」の5つのキュレーションで構成しており、日本市場には各キュレーションを1台、つまり日本で1台だけの「レンジローバー・スポーツ」を合計5台導入する。受注開始は7月17日(水)からで、税込車両価格は3246万円。

各キュレーションはエクステリアカラーをはじめ、コンソールやトレッドプレートなど内装全体に至るまで特別なものを採用

レンジローバー担当のマテリアリティ・マネージャーであるフィービー・リンゼイ氏は次のように説明している。
「宇宙は国境を越えた魅力的な存在で、世界の人々をひとつにする超越的なテーマです。『レンジローバー・スポーツSV』初のコレクションとしてふさわしいテーマであり、モダンラグジュアリーなデザインを体現しながら、レンジローバーが誇る英国のオリジナリティのレベルをさらに押し上げます。天空の神秘と陰謀というアイデアが鍵となり、コレクション全体に通ずるシンボルは、より深い意味をもたせます。これらのストーリーは、お客様が求めるものや好みを反映するよう慎重に検証しています」

一方、レンジローバー担当マネージング・ディレクターであるジェラルディン・インガム氏はこのように述べている。
「たしかな審美眼を持つお客様は、美しさ以上のものを求めています。私たちは、パーソナルなつながりや絆を深めることができるクルマを作り上げたいと考えました。『RANGE ROVER SPORT SV CELESTIAL COLLECTION』は、最もラグジュアリーで優美なクルマの独自のコレクションで、そのモデルに込められている意味やスピリチュアリティ、そしてストーリーを大切にするお客様のために考え抜いて美しく入念に仕上げました」

各キュレーションは、エクステリアカラーをはじめ、コンソールやトレッドプレートなど内装全体に至るまで、特別なものを採用している。それぞれの特徴を見ていこう。なお、ベースとなる「レンジローバー・スポーツSV」には、635ps/750Nmを発する4.4L V型8気筒ツインターボエンジン(マイルドハイブリッド仕様)を搭載。3.8秒の0-100km/h加速タイム、290km/hの最高速を誇る。

「RANGE ROVER SPORT SV GAEA」キュレーション

「GAEA(ガイア)」は、生命の起源である地球を表しており、陸と海の両方をモチーフにしている。

陸地に押し寄せる波を表現した斜めのシンボルが車体に描かれ、エクステリアカラーはグリーンテールマット仕上げを採用。サテンフォージドカーボンファイバーテールパイプと、カーボンブロンズのセラミックキャリパーにより、モダンで自然な外観を作り上げ、ナルヴィックブラックのルーフやミラー、内側がグラファイトアトラスで外側はナルヴィックブラックという複雑な構造のスクリプトバッジがさらに引き立てる。

インテリアは、Kvadratスチールカットバックボードのキャラウェイウィンザーレザーにナチュラルブラウンシルバーバーチウッドフィニッシャーと同色のステッチを組み合わせている。

「RANGE ROVER SPORT SV THEIA」キュレーション

天空神ウラノスと大地の女神ガイアの間に誕生した女神の名前である「THEIA(テイア)」から由来し、神話のテーマを発展させ、視覚や揺らめく光に関連している。

エクステリアは、温かみのあるイルメナイトグレーサテンペイント仕上げで、月をモチーフにしたメタリックフレークをほのかに散りばめている。シャンパンゴールド仕上げの23インチ鍛造ホイールには、ブラックカーボンセラミックのブレーキキャリパーを組み合わせている。

インテリアでは、グランドブラックのグロスフィニッシャーと、ヘッドレスト、視覚と光を表したシンボルをコンソールに施し、テイアの見守る目、月のクレーター、星座など、様々な形でテーマに結びつけている。シートには、ドラマチックなエボニーとピメントウィンザーレザーを採用し、Kvadratスチールカットバックボードを備えた。センターコンソールのサテンフォージドカーボンファイバーフィニッシャーは、光が当たると美しく輝く。

「RANGE ROVER SPORT SV IO」キュレーション

太陽系で最も火山活動が活発な天体である「IO(イオ)」をイメージしたもので、「レンジローバーSV」のビスポークデザインチームは、個性的で明るく、洗練されたオレンジ色のエクステリアカラーを開発した。さまざまな光に照らされたような光沢仕上げのシレネグロスは、常に火山活動で変化を続ける「IO」の地表を彷彿とさせる。

エクステリアはグロスツイルカーボンファイバーテールパイプや、カーボンスクリプトバッジ、ボディと同色のカーボンファイバーボンネットを装備。23インチのツイルカーボンファイバーグロスホイールには、特注のシルバーカーボンセラミックのブレーキキャリパーを組み合わせている。

インテリアには、鮮やかなエクステリアと調和するエボニー&ローズウッドの3Dニットシートに、サテンツイルカーボンファイバーのシートバックボードとシートカラーベゼルが採用された。

「RANGE ROVER SPORT SV VEGA」キュレーション

「VEGA(ベガ)」という名前はアラビア語の「al‑nasr al‑wāqiʽ」から転じたもので、文字通り「舞い降りる鷲」を意味する。エクステリアカラーのヴェリエブルーは、海王星の位置を数学的に予測したフランスの天文学者ユルバン・ルヴェリエ氏の偉業を称えたものだ。

エクステリアは、カーボンファイバーツイルグロスコントラストのボンネットが露出し、スクリプトバッジやテールパイプ、23インチホイールも同じ仕上げで、ナノイエローカーボンセラミックブレーキキャリパーを装備する。

明るいエボニー&ペルリーノレザーシートにはヘッドレストにシンボルマークをあしらい、カップホルダーにはナチュラルクリームアッシュバール仕上げを採用。シートにはエボニーのKvadratスチールカットのバックボードを備えている。

「RANGE ROVER SPORT SV SOL」キュレーション

「SOL(ソル)」は、常に生命と神性の力強いシンボルである太陽を意味し、視覚に訴えるドラマチックさがあり、太陽の力を特徴的なオーロライエローのグロスエクステリアで表現している。これは北極光現象の緑黄色に由来したものだ。

エクステリアでは、ナルヴィックグロスブラックのコントラストルーフとミラー、サテンフォージドカーボンのエクステリアフィニッシャーとテールパイプ、23インチの鍛造ブラックホイール、そしてブルーネブラカーボンセラミックのブレーキキャリパーを装備している。

インテリアは、ライトクラウドのコントラストステッチを施したネイビーウィンザーレザーを採用し、同色のカーペットマットを組み合わせている。

ランドローバー公式サイト「レンジローバー・スポーツ」

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