イギリスで毎年行われているモータースポーツの祭典『グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード』。2024年は7月11日~14日に開催された。
往年の名車から最新のモータースポーツ車両、さらには新型のロードカーが披露されるこのイベントだが、2024年も数々のマシンが観客を楽しませた。
2022年からF1のダブルタイトルを獲得している強豪チームであるレッドブル・レーシングも、2024年のグッドウッド・フェスティバルに参加。過去のF1マシンを披露するとともに、現役王者であるマックス・フェルスタッペンやセルジオ・ペレスなども登場した。
さらに、レッドブルはレーシングマシン以外に、レッドブル・アドバンスト・テクノロジーズが開発し、製造するハイパーカーであるRB17を公開。同車の設計を手掛けたエイドリアン・ニューウェイも姿を見せた。
また、レッドブル傘下のドライバーであり、今年もビザ・キャッシュアップRBからF1に参戦している角田裕毅もグッドウッドに登場。1965年にホンダにF1初勝利をもたらしたRA272をドライブした。
Goodwoodでの角田裕毅選手(Visa Cash App RB Formula One Team)の様子をお届け🏎️💨#HondaF160th #HondaGoodwood #FOS pic.twitter.com/n0dK6Ag4uZ
— Honda Racing(HRC) (@HondaJP_Live) July 15, 2024
Good times in Goodwood. Thanks for trusting me with this beauty @HondaJP 🙏
— 角田裕毅/Yuki Tsunoda (@yukitsunoda07) July 15, 2024
初めてのグッドウッドでとても貴重なHonda初の優勝マシンRA262で走ることができました!骨の髄まで伝わる心地いいエンジンの振動と音としっかり連動してくる加速感はたまりませんでした🤤
ありがとうございました! pic.twitter.com/tGPS8kGxr6
また、イベントにはホンダの歴代の二輪マシンも持ち込まれ、四輪・二輪の世界最高峰で戦った競技車両が共演を果たした。
イギリスで開催されたGoodwood Festival of Speedにて、新旧の F1マシンやMotoGPマシンが夢の共演 🏎️ 🏍️
— Honda 本田技研工業 (@HondaJP) July 15, 2024
角田選手やブラドル選手など、Hondaとゆかりのあるドライバーがハンドルを握りました。#HondaF1_60th#HondaGoodwood pic.twitter.com/0Hhetw4YRT
トヨタはWRCに投入しているトヨタGRヤリス・ラリー1をはじめとしたGRヤリスファミリーを出展。水素エンジンを搭載したGRヤリスも俳優のローワン・アトキンソン氏のドライブにより走行した。
地元イギリスからは、ベントレーもグッドウッド・フェスティバルに参加。第4世代となった新型コンチネンタルGTスピードを初披露したほか、1929年と1930年のル・マン24時間を制したマシンを復活させたスピード6コンティニュエイション・シリーズのテストを実施した。
同じくイギリスからはマクラーレンも登場。2022年にデビューした単座ハイパーカーであるソラスGTを、2度のF1世界王者であるミカ・ハッキネンの手によって走らせた。
BMWは新型M5をワールドプレミア。アルファロメオはイタリア国外で初めて33ストラダーレを公開した。また、アルピーヌは電動ホットハッチのA290を披露した。
その他、ル・マンなどで活躍したプロトタイプカーなどのサーキットレース車両だけでなく、ドリフト競技車両やラリーレイド車両も走る姿を見せ、観客を魅了した。