MスポーツやM235の黒い水平バーと異なる、メルセデスAMGの「パナメリカーナグリル」のようなグリルバー装備
初代2シリーズは、2013年に「1シリーズ クーペ」後継モデルとして誕生した。その後「カブリオレ」、「M2クーペ」、「アクティブツアラー」、「グランツアラー」などさまざまなスタイルで提供され、2020年に登場した第2世代では、4ドアハードトップセダン「グランクーペ」が導入された。
今回捉えたプロトタイプにはふたつの説があり、ひとつは大幅なアップデート版、もうひとつはフェイスリフトを飛ばした次期型というものだ。この段階で明確にされないことは極めて珍しいが、大きな進化が見られることは間違いない。
2シリーズの販売台数は、2024年下半期において、米国市場で54%増加している。同社は4ドアのグランクーペと2ドアのクーペに分けて数字を公表していないが、この新型モデルが控えているにもかかわらず、グランククーペが依然として大きな人気を集めていると推測できる。
捉えたプロトタイプは、これまでで最もカモフラージュが削ぎ落とされ、徐々にディテールが露出している。
これまで装着されていたメッシュのダミーグリルは外され、スリムでワイドなダブルキドニーグリルが露出、1シリーズやX1など最新のBMW同様に、垂直とヘッドライトに向かって斜めに配置されたグリルバーを装備、メルセデスAMGの「パナメリカーナグリル」のようだ。おそらく、MスポーツやM235の黒い水平バーを備えるグリルと異なるデザインとなるだろう。
フロントバンパーコーナーの三角形のインテークを含む、下部バンパーの形状も初めて明らかになっている。ただし、ヘッドライトには透明なカモフラージュが施されており、新設計LEDデイタイムランニングライトが見えないようにしている。
内部では、同社の「カーブドディスプレイ」を搭載、現在よりボタンが少なくなるだろう。