世界初の電動アシスト自転車「PAS」を生み出した森町の特産品である朝採れのトウモロコシ“甘々娘(かんかんむすめ)”を、オープンから3日間、来場者にプレゼントするなど、地元・静岡の魅力も発信
「Yamaha E-Ride Base 横浜」は、首都圏におけるブランド発信拠点として、eBike(スポーツタイプの電動アシスト自転車)の体験や横浜ガイドツアー、さらには180度大型モニターによるブランド没入体験など、ヤマハ発動機が提供する感動の世界を紹介している。
「天気の良い週末には、およそ500名のお客様をお迎えしています。特にガイドツアーは、予約があっという間に埋まってしまうほど大人気です」と、同施設で企画・運営を担当している三浦希実さん。隣接するヤマハ(株)の体験型ブランドショップ「ヤマハミュージック 横浜みなとみらい」との協同によるクイズラリーなども実施し、「これまで当社との接点が希薄だった方々、たとえば主婦層の皆さんや小さなお子様などにも私たちの会社を知っていただき、製品に触れながら提供価値を実感していただくタッチポイントとして機能しています」と話す。
館内の一角に設けられた解放感あふれるラウンジでは、冷たい静岡のお茶を味わいながら、スタッフと楽しそうに談笑する来場者の姿も見られる。「乗りものと楽器のヤマハが別の会社とは知らなかった」、「両方とも静岡の会社だったんですね」と、同社への理解や共感を深めることにもひと役買っているようだ。
一杯のお茶から始まる静岡トークは、「自動車の関連産業には、どうして静岡発祥が多いのか?」といった素朴な疑問から、「ドラマやアニメの聖地巡礼」の話題まで、尽きることなくどんどん広がっていく。「静岡県西部地域に本社を置く当社にとって、地元地域社会は大切なステークホルダーの一つです」と、ご自身も同施設の開業に合わせて磐田市から横浜市へと赴任した中島明花さん。7月上旬には磐田市や同社人事部門との協業で「磐田市移住フェア」を開催するなど、同施設では静岡県西部地域の特産品や、暮らしやすさ、働きやすさなどについても魅力を発信している。
「Yamaha E-Ride Base」の顔の一つにもなっているeBikeのドライブユニットは、磐田市に隣接する森町で生産されている。世界初の電動アシスト自転車「PAS」を生み出した森町は、いわばeBikeの故郷だ。「グランドオープンから3日間、森町のもう一つの特産品である朝採れのトウモロコシ“甘々娘(かんかんむすめ)”を毎日500本ずつ運んで、来場者の皆さんにプレゼントしました。地元では朝採れを手に入れるために、夜明け前から生産者さんの畑に行列ができるほどの人気なんですよ」と中島さん。
体験を通じてヤマハ発動機ブランドへの理解・支持を広げながら、地域の魅力も発信する横浜の新名所。ぜひ休暇のプランに加えてみては。
●ヤマハ発動機公式サイト「Yamaha E-Ride Base横浜」