有害物質の分解スピードは紫外線の影響で早まる

夏場は強い紫外線の影響で分解スピードが早い。放置するとあっという間に酸化して、塗膜を浸食する。いかに早く除去できるかスピード勝負ともいえる。とはいえ慌ててゴシゴシ擦ると、それこそ塗装を傷めるリスクになる。

虫汚れや鳥フンはタオルを被せてお湯をかけてしばらく置く方法もある。ただし、そうした方法はあくまで応急処置。専用ケミカルを使うのがベストだ。

虫や鳥フンを落とす原則は水分によってふやかし、柔らかくなった時点で落とすこと。濡れたティッシュを貼り付けて数分置くなど虫汚れや鳥フンを効果的に取り除く方法はいろいろあるが、やはり専用ケミカルに頼るのが間違いない。

状況に応じて使い分けたい虫取りクリーナー

ウェットシートタイプを車内に常備しておけば旅先でもすぐに対応できるし、スプレータイプがあれば広範囲に渡って付着した虫汚れを効率よく除去することが可能。またウェットシートやスプレーでは拭き取るのが困難なほど虫や鳥フンが頑固にこびりついている場合は、除去力が強いスポンジタイプを使うのが効果的だ。

旅先でもサッと拭き取れるSOFT99『フクピカ 虫・フン取りシート 強化タイプ(実勢価格:446円/税込)』。ガラスや濃紺車に使用しても白く残らず、すっきりとキレイにできる。車内にひとつ常備しておくと便利だ。
フロントバンパーやウィンドウなど広範囲に渡って付着した虫汚れにも威力を発揮するCARALL『車まるごと虫とりクリーナーコートプラス 2127(実勢価格:1300円/税込)』。こびりついた虫や鳥フンを一網打尽にできる。
新開発の特殊加工スポンジにより、水で濡らして軽くこするだけで虫を簡単に除去できるCarmate『パープルマジック 虫取りスポンジ C80(実勢価格:528円/税込)』。固着した虫汚れもラクに落せる。

大切な愛車だからこそ、ボディの輝きは維持したい。時間に余裕ができたらキレイにしよう……なんていう油断は禁物。虫汚れや鳥のフンは放置せず、早め早めのお手入れが肝心と心得たい。