横浜ゴムが「ジオランダーM/T G003」をAXCRに参戦するチーム三菱ラリーアートとTOYOTA GAZOO Racing Indonesiaに供給

横浜ゴムはこのほど、2024年8月11〜17日に開催されるアジア最大のクロスカントリーラリー「アジアクロスカントリーラリー2024(以下AXCR)」に参戦する「チーム三菱ラリーアート」と「TOYOTA GAZOO Racing Indonesia」に、SUV・ピックアップトラック用マッドテレーンタイヤ「GEOLANDAR M/T G003(ジオランダー・エムティー・ジーゼロゼロサン)」を供給すると発表した。「チーム三菱ラリーアート」は2022年に「ジオランダーM/T G003」を装着して総合優勝を果たしており、王座奪還を狙う。「TOYOTA GAZOO Racing Indonesia」は昨年も「ジオランダーM/T G003」を装着して総合優勝を果たしており、2連覇を目指す。

ジオランダー装着車のAXCR3連覇を目指す

AXCR」はダカールラリーと同格式で行われるFIA(国際自動車連盟)公認レースとして、1996年からスタートした。近年はタイを出発点として、アジア各国の山岳部やジャングル、海岸、プランテーション、サーキットなどを舞台にし、毎年コース設定、通過国が変わる。今年はタイを舞台とし、スラタニからカンチャナブリまでの約2100kmを競う。

「チーム三菱ラリーアート」はタントスポーツ(タイ)が運営するラリーチームで、三菱自動車が技術支援している。2022年はAXCR初出場で同社の世界戦略車となる1トンピックアップトラック「トライトン」で総合優勝を果たし、2023年も同年7月に発売開始したばかりの新型「トライトン」で3位入賞を獲得するなど、2年連続で好成績を収めている。今年は新型「トライトン」T1仕様(改造クロスカントリー車両)4台で参戦し、2022年の覇者であるチャヤポン・ヨーター選手のほか、田口勝彦選手、サクチャイ・ハーントラクーン選手、小出一登選手がドライバーを務める。

一方「TOYOTA GAZOO Racing Indonesia」から参戦する3台の「トヨタ・フォーチュナー(※)」にも「ジオランダーM/T G003」を供給。ドライバーは、同タイヤ装着車で2022年に総合4位、2023年に総合優勝を果たした青木拓磨選手と、日本を代表するオフロードレーサーの塙郁夫選手のほか、昨年準優勝のトゥバグス・アディ・モレンシャディ選手が務める。
※アジアを中心に販売されている人気のフレームタイプSUV

横浜ゴムはほかにも、各国から参戦する様々なチームをサポートする予定だ。

ジオランダーM/T G003」は、あらゆるオフロード路面で高い走行性能を発揮するとともに、優れたロングライフ性能を追求し、オフロード感を強調した逞しくアグレッシブなデザインを実現している。なお、「ジオランダーM/T G003」をはじめとした「ジオランダー」シリーズの高いオフロード性能はレースでも数多く実証されており、「ジオランダー」装着車は2024年の「King of the Hammers」では3クラスで優勝。また、2022年と2023年の「AXCR」では2年連続の総合優勝を果たし、今年は3連覇を目指す。

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