ジオランダー装着車のAXCR3連覇を目指す
「AXCR」はダカールラリーと同格式で行われるFIA(国際自動車連盟)公認レースとして、1996年からスタートした。近年はタイを出発点として、アジア各国の山岳部やジャングル、海岸、プランテーション、サーキットなどを舞台にし、毎年コース設定、通過国が変わる。今年はタイを舞台とし、スラタニからカンチャナブリまでの約2100kmを競う。
「チーム三菱ラリーアート」はタントスポーツ(タイ)が運営するラリーチームで、三菱自動車が技術支援している。2022年はAXCR初出場で同社の世界戦略車となる1トンピックアップトラック「トライトン」で総合優勝を果たし、2023年も同年7月に発売開始したばかりの新型「トライトン」で3位入賞を獲得するなど、2年連続で好成績を収めている。今年は新型「トライトン」T1仕様(改造クロスカントリー車両)4台で参戦し、2022年の覇者であるチャヤポン・ヨーター選手のほか、田口勝彦選手、サクチャイ・ハーントラクーン選手、小出一登選手がドライバーを務める。
一方「TOYOTA GAZOO Racing Indonesia」から参戦する3台の「トヨタ・フォーチュナー(※)」にも「ジオランダーM/T G003」を供給。ドライバーは、同タイヤ装着車で2022年に総合4位、2023年に総合優勝を果たした青木拓磨選手と、日本を代表するオフロードレーサーの塙郁夫選手のほか、昨年準優勝のトゥバグス・アディ・モレンシャディ選手が務める。
※アジアを中心に販売されている人気のフレームタイプSUV
横浜ゴムはほかにも、各国から参戦する様々なチームをサポートする予定だ。
「ジオランダーM/T G003」は、あらゆるオフロード路面で高い走行性能を発揮するとともに、優れたロングライフ性能を追求し、オフロード感を強調した逞しくアグレッシブなデザインを実現している。なお、「ジオランダーM/T G003」をはじめとした「ジオランダー」シリーズの高いオフロード性能はレースでも数多く実証されており、「ジオランダー」装着車は2024年の「King of the Hammers」では3クラスで優勝。また、2022年と2023年の「AXCR」では2年連続の総合優勝を果たし、今年は3連覇を目指す。