アウディ「A6」新型となる「A6 e-tron」が7月31日に公開されることがわるとともに、ティザーイメージが公開された。
同ブランドは現在、既存モデルの電動化を進めているが、ついにA6がEVとなる。
アウディ初となるフルエレクトリックワゴンとなる「A6 e-tron」は、事実上ICE搭載A7の電動版となる。欧州ライバルメーカーの多くは、クロスオーバーSUV人気に押され、ワゴンモデルを廃止、あるいは縮小していく傾向にあるが、長年ワゴンにこだわってきたアウディはEV時代も積極的にワゴンを導入していくようだ。
ティザーイメージでは、ターンシグナルとしても機能するピクセル化されたLEDデイタイムランニングライトを備えているのが見てとれるほか、リヤセクションでは細いLEDイルミネーティッドストリップライトを装備している。また鋭い観察力を持つ人なら、背面に光るアウディのエンブレムに気づくだろう。同社は、これはヨーロッパで販売される同社のモデルとしては初めてのことであり、「4つのリングはダイヤモンドのように明るく輝く」と述べている。
実車プロトタイプをこれまで何度も捉えているが、市販型では、流行のスプリットユニットと完全に密閉されたグリルが採用されることがわかっている。これらに加えて、流線型のボディワーク、サイドカメラミラー、ミニマリストなドアハンドルが採用されそうだ。その他のハイライトとしては、上向きに広がるベルトラインと長く傾斜したルーフを装備することだろう。
市販型では、ポルシェと共同開発した「PPE」プラットフォームを採用。これは、約100kWhのバッテリーパックと、さまざまなパワートレインが搭載される可能性があることを示唆している。おそらく最高出力306psを発揮し、航続距離345~398マイル(556~641km)の後輪駆動モデルや、最高出力387ps、航続距離は335~388マイル(540~625km)のミッドレンジ、最高出力489psを発揮する「S6 e-tron」などのラインナップが期待できるだろう。