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全車ターボの走りに不満なし 趣味使いにうれしい装備満載
空前のアウトドア、車中泊ブームの今、俄然、注目されているのが軽キャンパーのベース車にもなっている軽商用車。そのパイオニアたるアトレーの6代目は全高1890㎜、荷室高1215㎜を誇り、全車64㎰、9.3㎏mのターボエンジンを搭載。
エクステリア
9.3㎏mのターボエンジンを搭載。特に一般ユーザーのアウトドア、車中泊ユースに適する「RS」グレードは両側パワースライドドアや前席オーバーヘッドシェルフを完備し、大型センターディスプレイを用意するほか、後席はクラスベストな掛け心地、スペースがあり、後席用ヒーターファンまで備わる。
インストルメントパネル
ホビーユースとしても不可欠な大容量の荷室の使い勝手はそのままでもOKだが、ディーラーオプションで布張りのラゲッジボード2枚セットを用意。後席格納時の荷室奥行きは1820〜1920㎜に達し、車中泊も余裕でこなす。
居住性
走行性能は全車ターボで加速力に不満はないが、ドラポジはトラック的で、全域でエンジンノイズが車内に充満。操縦感覚は商用タイヤ装着もあってあいまいで、カーブでは外側に膨らみがち。荒れた路面、段差乗り越えでのボディのガタピシ感も気になるところ。
うれしい装備
月間販売台数 2398台(23年7月~12月平均値)
現行型発表 21年12月
WLTCモード燃費 14.7 ㎞/ℓ
ラゲッジルーム
つまり、乗用軽ベースのスペーシアベースなどのライバルと比べ、走行性能面で軽商用車感が最も強いのがこのアトレーということになる。だが、先代と比較すれば乗り心地などは改善され、ホビーユースのベース車と割り切れば大きな不満は出ないはずだ。
※本稿は、モーターファン別冊 ニューモデル速報 統括シリーズ Vol.157「2024 軽自動車のすべて」の再構成です。