SALOONは新たなEVの価値創造を目指す開発アプローチ「Thin, Light, and Wise(薄い、軽い、賢い)」を体現するフラッグシップコンセプトモデル
ホンダ0シリーズは、グローバルブランドスローガンや電動化方針のもと大きく変革するホンダを象徴するEVシリーズとして、今年1月に米国で開催されたCES 2024で世界初公開された。なかでもSALOONは、新たなEVの価値創造を目指す開発アプローチ「Thin, Light, and Wise(薄い、軽い、賢い)」を体現するフラッグシップコンセプトモデルだ。
エクステリアはワンモーションフォルムとロー&ワイドなデザインを採用し、しなやかな躍動感を表現。サイドガラスを立てることで横方向への広がりを生み出すと同時に、サイドシルにかけて造形を絞り込むことでタイヤの存在感を際立たせている。
インテリアはシンプルで直感的な操作が可能なHMI(ヒューマン・マシン・インターフェース)を採用し、洗練されたシームレスなUI(ユーザー・インターフェース)を実現。ひと目見て他との違いを感じさせる低全高でスポーティなスタイルは、その魅惑的なデザインだけではなく、外観からは想像できないほどの広い室内空間も両立している。
SPACE-HUBは、ホンダのM・M思想(※)と、将来実現したい空間価値のあり方を示すコンセプトモデル。Thin, Light, and Wiseの開発アプローチにより、広々とした空間と見晴らしの良い視界を実現し、「ユーザーの『やりたい』に即座に応えるフレキシブルな空間を備えるSPACE-HUBが、人と人、人と社会をつなぐハブとなり共鳴を生み出す」という思いが込められている。
※マン・マキシマム/メカ・ミニマム思想。人間のためのスペースは最大に、機械のためのスペースは最小限にして、クルマのスペース効率を高めようとする、ホンダのクルマづくりの基本的な考え方
エクステリアは、ホンダ0シリーズ共通のデザインコンセプトである「The Art of Resonance(ジ アート オブ レゾナンス)」のもと、見る人に新しい視点を呼び覚ます、大胆でピュアなプロポーションを採用。インテリアはSALOON同様、シンプルで直感的な操作が可能なHMIを採用すると同時に、EV時代のM・M思想を突き詰め、圧倒的な空間の広さ、自由度・居住性の高さを実現した。
このたびの受賞を受けて、本田技術研究所デザインセンター担当の南俊叙常務取締役はこのようにコメントしている。
「世界的に権威のあるレッド・ドット・デザイン賞において、今年4月に受賞を発表したプロダクトデザイン部門に続き、新たにデザインコンセプト部門を受賞できたことを大変喜ばしく思います。特に、ベスト・オブ・ザ・ベスト賞を受賞したSALOONは、大きく変革するホンダを象徴するモデルとして、『環境、社会、ユーザーとの共鳴』をテーマに、ひと目見ただけで他と異なる独創的なデザインを目指しました。今回の受賞は、デザインのみならず、ホンダが提供する新たな価値を高く評価していただいた結果と受け止めています。今後もホンダは、人々の生活や暮らしに驚きと感動をもたらすモビリティを提供し続けていきます」
●ホンダ0シリーズブランドサイト
●Red Dot Design Award