今や世界市場では、コンパクトクロスオーバーとSUVのブームによりハッチバックの人気が下がっているが、キアはまだそこに価値を見出しており、次世代モデルに取り組んでいる。
キア K4は、米国市場ではセダンが最初に発売された後、ハッチバックが投入予定となっている。一方、欧州ではシードの後継モデルとしてハッチバックをメインに販売する予定であることから、シードの名が残る可能性も示唆されている。
捉えたプロトタイプは、厳重な偽装の下でもクラムシェルスタイルのボンネットが装備されていることがわかる。ノーズには、Y字型のLEDデイタイムランニングライトを備えた垂直に積み重ねられたヘッドライトや、それを接続するLEDライトバーが配置される。
側面では、リヤドアハンドルがCピラーの横の高い位置に取り付けられており、2ドアのような雰囲気を醸し出している。リヤセクションでは、逆L字型のLEDテールライトが確認できる。
キャビン内では、Apple CarPlayとAndroid Autoのワイヤレス接続を備えた長くてスリムなデジタルゲージパックとメディアスクリーンが組み合わされた、EV9スタイルのダッシュボードの装備が予想できる。
パワートレインは、最高出力147ps、最大トルク179Nmを発揮する2.0L 自然吸気ガソリンエンジンと、最高出力192ps、最大トルク264Nmを発揮する1.6L ターボエンジンを搭載する。8速オートマチックトランスミッションが標準装備されるが、より低パワーのガソリンエンジン搭載車およびディーゼルエンジン搭載車がラインアップに追加される可能性がる。
K4ハッチバックが発売されれば、最大のライバルはBMW 1シリーズやフォルクスワーゲン ゴルフになるだろう。