デュアルスポイラー&垂直テールはそのまま市販化へ──コンパクトEVセダン キアEV4のお披露目は2025年初頭か

キア EV4セダン 市販型プロトタイプ スパイショット
韓国の自動車ブランドであるキアは、2023年にEV4コンセプトを発表した。デュアルスポイラーなど車体後部は特徴的なデザインをしていたが、それらは市販バージョンにも引き継がれるようだ。

起亜(キア)は2023年10月、「EV4コンセプト」を公開したが、その市販版となる「EV4」のプロトタイプをカメラが初めて捉えた。

キアEV4セダン 市販型プロトタイプ スパイショット

キアはすでに小型SUV「EV3」やファミリー向けSUV「EV5」を発表しているが、EV4はキア唯一のコンパクトEVセダンとしてより重要な役割を果たすことになる。発表されたばかりのEV3よりも長くなるが、EV5よりも全体的に少し小さくなるはずだ。

ヨーロッパでテスト中を捉えたプロトタイプは、同ブランドの「Opposites United」デザインを持つが、現在は重厚なカモフラージュで隠されている。フロントエンドには、縦基調のヘッドライトを装備、内部の外側にはスリムなLEDデイタイムランニングライトが配置されている。また量産型に再設計された給気口と運転支援システム用のセンサーポッドも見られる。

側面では、コンセプトとEV6を彷彿とさせるスタイリッシュなキャビンが見てとれ、従来のドアハンドルと思われるものが装備されている。後部での注目はコンセプトで見られた個性的なデュアルスポイラーの製品化だろう。また垂直のテールライトとかなり傾斜の強いリアウィンドウも確認できる。

キアEV4セダン 市販型プロトタイプ スパイショット

キャビン内はミニマルな雰囲気が期待でき、12.3インチのデジタルインストルメントクラスターと、12.3インチのインフォテインメントシステム、5.3インチの空調ディスプレイが搭載されるだろう。

量産型では、後輪駆動と全輪駆動の両方の構成が用意される可能性が高い。また、他のE-GMPベースのモデルと同様にこのクルマも800Vシステムを搭載すると予想される。EV3と同じく58.3kWhおよび81.4kWhのバッテリーパックが用意され、航続距離は前者が最大267マイル(430km)、後者は最大372マイル(599km)となる。どちらのバッテリーを選んでも、フロントマウントモーターに電力を供給し、最高出力204ps、最大トルク283Nmを発揮する。

EV4市販型のワールドプレミアは、2025年初頭とみられる。

【画像ギャラリー】キアEV4セダン 市販型プロトタイプ スパイショット

キアEV4セダン 市販型プロトタイプ スパイショット
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1965年東京文京区生まれ・世田谷区在住。INS通信社を経て1996年に独立し、車ニュース配信会社アポロニュー…