また、イベントではSLのほか、メルセデス マイバッハ S 680 ノルディック・グローエディション、限定版メルセデスAMG GT3 レースカー、そして多数のクラシックカーも登場、イベントを盛り上げる。
主役はもちろんマイバッハSLだ。これまで捉えたプロトタイプとは、専用のグリルとホイール、改良されたフロントバンパーなどが装着されている点が異なっている。また特別なエキゾーストシステムを搭載、マイバッハのバッジと専用のソフトトップも装備されているようだ。
そしてこのクルマのハイライトは車内にある。高級レザーとウッドトリムなど、さまざまな特別なタッチが期待されるほか、12.3インチのデジタルインストルメントクラスターと 11.9インチのインフォテインメントシステムが搭載されることが濃厚となっている。
パワートレインの最有力候補は、最高出力585ps、最大トルク799Nmを発揮する4.0L V型8気筒ツインターボエンジンだ。同エンジンを積むAMG SL 63では、0 から 60 mph(0〜96 km/h)まで3.5秒で加速し、最高速度 196 mph(315 km/h)(電子制御)に到達する。
SLのほか、マイバッハはスペシャルモデルとして、S 680 Nordic Glow Editionも導入予定となっている。米国向けに特別に作られたこの限定版は、“最高レベルの職人技”を体現するものになると伝えられる。生産台数は50台で、価格は234000ドル(約3450万円)と予想、最高出力630ps、最大トルク899Nmを生み出す6.0L V型12気筒ツインターボエンジンを搭載し、4.5秒で60 mph (96 km/h) に到達するという。
そしてこの2台の新型マイバッハのほかに、モータースポーツ130周年を祝う一環として、「モータースポーツの2つの形成期からインスピレーションを得た」という限定わずか13台のメルセデス AMG GT3レースカーを発表するという。
さらに1924年のタルガフローリオレースカー、1932年のマイバッハ ツェッペリンDS8、1970年のC111-IIなど、さまざまなクラシックカーも展示予定となっている。