そのスタイルとは、ハッチバックにクロスオーバーのテイストを融合させたネオ・ハッチバックで、これまでスクープしてきた「EV6」のベイビー版を彷彿させる。
同ブランドは2023年10月、「EV4コンセプト」を公開。キア唯一のコンパクトEVセダンとしての役割を担うと思われたが、同様のサイズでICE駆動の「K4」に従い、セダンとハッチバックの形で提供されるようだ。
先日捉えたセダンと比較すると、同一のキャビンを維持し、同様のフロントエンドを備えているようだが、極端に切り詰められたオーバーハングを特徴とするテールが確認できる。この変更により、大型のEV6の弟分のような外観になっている。
より直立したリアエンドを持つEV4ハッチバックは、フォルクスワーゲン「ID.3」と競合できる可能性を持つとともに、シード後継となる「K4ハッチバック」のゼロエミッション版でもある。
キャビン内では、ミニマリストなキャビンが期待でき、12.3インチのデジタルインストルメントクラスターと、12.3インチのインフォテインメントシステム、5.3インチの空調ディスプレイが搭載されるだろう。
市販型では、EV4セダンより小型のEV3クロスオーバーと「E-GMP」の基盤を共有すると予想されている。EV3は、最高出力 204psを発生する単一の電動モーターと、容量58.3kWhまたは81.4kWhの2つのバッテリーオプションを備え、前者は最大267マイル(430 km)の航続距離を提供、後者はその距離を最大372マイル(599 km)まで延長させる。キアは、全電動ラインナップにGTブランドのバージョンを提供することを明言しているため、より強力なデュアルモーターEV4の登場も濃厚と言えるだろう。
EV4セダンとEV4ハッチバックを同時に導入するかどうかはまだ確定ではないが、いずれにせよ、2025年が近づくにつれより多くのことがわかってくると予想される。