初代マグナムは、1979年に2ドアハードトップとして発売、わずか1年で生産終了した。しかし2004年にクライスラー300セダンをベースにステーションワゴンとして復活、2008年まで製造されたが、その後16年間、後継モデルは誕生していない。
予想される後継モデルは、最新のチャージャーから大きく影響を受けると思われ、機能性とハイパワーな美学がシームレスに融合した、モダンで力強い外観が特徴となるだろう。フロントにはウィングが装備されているが、これは、オリジナルのチャージャー デイトナを彷彿とさせるだけでなく、空力ダウンフォースと効率も向上させる。
さらに側面では張り出したフェンダーを装備。後部では、スリムなLEDフロントライトと、バックライト付きの“Fratzog”ロゴを中心とする、赤い“リング・オブ・ファイア”LEDテールライトなど、特徴的なデザインが見てとれる。
インテリアでは、チャージャーのドライバー重視の内装を反映し、ダイナミックなレイヤードインストルメントパネルを装備する。そこには、16インチのデジタルインストルメントクラスターと、角度の付いたセンタースタック内の12.3 インチセンターディスプレイが、モダンでテクニカルな雰囲気を醸し出すだろう。またキャビンには、64 色に調整可能なダイナミックアンビエントライトが装備され、インテリアの雰囲気を高めてくれる。
その他の装備としては、回生ブレーキ用のパドルシフターを備えたトップ/フラットボトムステアリングホイール、ピストルグリップシフター、ワイヤレス電話充電器の横に戦略的に配置されたスタート/電源ボタンなどが期待できるという。
後継モデルは、ステランティスSTLAラージプラットフォームを使用し、内燃機関と電気の両方に対応できるように設計される。ICE版は、3.0L 直列6気筒ガソリンツインターボ“ハリケーン”エンジンを搭載、最高出力550psを発揮するSIXPACK H.Oと、最高出力420psを発揮するSIXPACK S.Oが用意される。
一方フルエレクトリック版は、100.5kWhのバッテリーを搭載、最高出力670ps(500kW)を誇る可能性があるといい、機械式リミテッドスリップデファレンシャルの恩恵により、驚異的なパフォーマンスと強化されたトラクションと安定性が保証されるという。
マグナム後継モデルのワールドプレミアは、2026年と予想され、発売されれば、BMW M5ツーリング、ポルシェ タイカンツーリスモ、NIO ET5ツーリングなどと競合することになるだろう。