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2代目スズキ・スイフトスポーツ 今でも人気のスポーツモデル
2代目スズキ・スイフトは2005年デビュー。優れた走行性能とデザインが好評のスズキを代表するコンパクトカーだ。この2代目からは日本・欧州・インド・中国など世界でも売られる世界戦略車となり、質感が高められた。しっかりしたハンドリングと高い走行性能、個性的でスポーティーなデザイン、取り回しのしやすいコンパクトなサイズ、使い勝手の良さが特徴だ。スイフトスポーツはそんなスイフトのスポーツモデル。前後のバンパーやアンダースポイラー、16インチアルミホイールなどが専用装備されている。インテリアにはバケットシートまで用意され、スピードメーターは220km/hまで表示があるなどやる気たっぷりのモデルだ。
エンジンは1.6ℓ 直4DOHCで4ATと5MTが選べる。最高出力は125psと1070kgの車重には充分なスペックだ。運転を始めると動き出しから、標準モデルの1.3ℓや1.5ℓエンジンと比べて余裕を感じさせられる。高速巡航時の安定感は抜群で、脚周りも硬すぎないため普段の日常使いでも快適にドライブが楽しめる。
平均中古車価格は45万円。
たとえば「スイフト1.6スポーツ 2006年式、5MT、走行6万2000kmで45万円」というような中古物件がある。ただし今でも人気なスポーツモデルということもあり、他のモデルと比べると走行距離が過多なものや修復歴ありのものが多い。購入を検討する際は状態をしっかり確認しよう。
詳細スペック:スポーツ
全長×全幅×全高(㎜)=3765×1690×1510
ホイールベース(㎜)=2390
エンジン:1.6ℓ 水冷直列4気筒DOHC16バルブ
駆動:FF
最高出力:125ps(92kW)/6800rpm
最大トルク:15.1kg・m(148Nm)/4800rpm
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
トランスミッション:5MT
新車価格:156万4500円
※2005年発売当時のスペック
初代BMWミニ 俊敏な走りはまさにゴーカート・フィーリング
初代BMWミニは2001年発売。BMWグループのブランドとして再スタートした「MINI」の最初のモデルとして登場した。決して他のクルマとは見間違えることのない伝統のデザインとエレガントなラインが特徴だ。ボンネットの形状や大型の丸型ヘッドライト、極端に切りつめられたショートテール、鋭くそそり立つサイドセクション、機能的なテールランプといったデザイン要素が、先代型の面影を感じさせられる。
グレードは大きく「ワン」「クーパー」「クーパーS」の3種類。「ワン」「クーパー」とのパワートレーンは、BMWとクライスラーの共同開発で生まれた1.6ℓNAエンジンを採用。最高出力は前者が90ps、後者が115psとなっている。また、「クーパーS」には1.6ℓスーパーチャージャーエンジンが搭載される。こちらは最高出力が163psとなっており、引き締められた脚周りと相まって、軽快で楽しい走りを体感できる。ただ、ミニ特有のゴーカート・フィーリングを楽しみたいならクーパーでも充分。ステアリングは非常にクイックで、優れた操作性と俊敏性が味わえる。
平均中古車価格は39万円。
たとえば「ミニ クーパー セブン 2006年式 CVT 走行4万kmで19万円」というような中古物件がある。デビューから20年経っているモデルのため、購入検討の際は状態をしっかりチェックしよう。
詳細スペック:クーパーS
全長×全幅×全高(㎜)=3655×1690×1415
ホイールベース(㎜)=2465
エンジン:1.6ℓ 直列4気筒SOHC16バルブ
駆動:FF
最高出力:116ps(85kW)/6000rpm
最大トルク:15.2kg・m(149Nm)/4500rpm
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
トランスミッション:5MT
新車価格:225万円
※2001年発売当時のスペック
今回は50万円以内で狙える走りが気持ちいい「普通で良いクルマ」を紹介した。国産車から、フランス車までどれも運転が楽しい良いクルマだ。ぜひ、この5車種をショッピングリストに載せて検討してみてはいかがだろうか?