ジェネシスは現在、電動コンパクト・クロスオーバーSUV「GV60」の改良新型を開発中だが、最新プロトタイプを捉えるとともに、そのコックピットをカメラが初めて捉えた。
ヨーロッパでテスト中を捉えたプロトタイプの内部には、赤いコントラストステッチが特徴のスポーティーなフラットボトム・ステアリングホイールを装備されている。また現行型と似た12.3インチのデジタルインストルメントクラスターと、12.3インチのインフォテインメントシステム・ワイドスクリーンディスプレイが確認できるが、分割ではなく、中央の黒いバーが排除されたシームレスな一枚ガラスへと新設計されている。
エクステリアのカモフラージュが厳重だが、最新情報によると、フロントエンドには目立ったエアカーテンを備えるバンパーと、新設計の改良された中央吸気口が配置されるという。
リヤエンドはほとんど変わっていないように見えるが、バンパーがリフレッシュされ、LEDテールライトのグラフィックが刷新される。
改良新型では、フェイスリフトされたキアEV6の足跡をたどり、エネルギー密度の高い第4世代のバッテリーパックを搭載する可能性がある。EV6の容量は77.4kWhから84kWhに増加し、航続距離が11.8マイル(19km)長くなっており、同様のことがGV60にも期待できるほか、EV6ではサスペンションの再調整やNVHの改善も受けており、こちらもGV60と共有されそうだ。
バッテリーの強化に加え、急速充電速度も向上。350kWのDC急速充電器を使用すると、わずか18分で10%から80%まで充電できるという。
改良新型GV 60は今後数カ月以内に韓国でデビューし、2025年モデルに間に合うようにヨーロッパとアメリカに導入される予定だが、ジェネシスはパフォーマンス重視の「GV60 マグマ」も開発が進められている。