アグレッシブに変わるも、回帰志向のエッセンスも
初代Q5は、Q7に次ぐブランド第2のSUVとして2008年にデビュー。現行型となる第2世代は2017年から販売されており、これが6年振りにフルモデルチェンジとなる。
ティザーイメージでは、複雑化されたLEDデイタイムランニングライトを備える、シャープなヘッドライト形状が見てとれ、先代よりスリムでアグレッシブに進化している。
同社CEOのゲルノット・デルナー氏は、「アウディQ5は、15年以上にわたりアウディの成功を象徴してきました。もっとも成功するであろう、第3世代では、効率的な内燃機関モデルとハイブリッドバージョンでSUVポートフォリオの刷新を開始します」と自信をみなぎらせている。
これまで捉えたプロトタイプからは、エンブレムとナンバーを直線で囲む伝統の「シングルフレームグリル」が復活、ワイド化されていることがわかる。その內部は、特定のグレードに採用されると思われる新しいチェーンスタイルのグリルパターンが見てとれ、最近フェイスリフトされたアウディQ8と比較しても大きく見える。
リアショルダーも以前より強調されているように見え、アグレッシブなフロントエンドを相まって、よりスポーティーなスタンスを与えているなど、歴代最大のフルモデルチェンジが期待される。
キャビン内では、大型化されたインフォテインメントディスプレイと、より小さなデジタルインストルメントクラスターが組み合わされる。新世代は、接続性、安全性、快適性の点で最新の機能を備え、テクノロジーが強化されることは間違いないだろう。
次期型では、現在の世代の「MLBアーキテクチャ」の改良版を採用、現在のA4に代わる予定の低車高のA5セダン、およびツーリングと共有される。同じことがパワートレインのラインナップにも当てはまり、より効率的なマイルドハイブリッドとプラグインハイブリッドユニットに重点が置かれ、パフォーマンス重視の SQ5 が頂点に立つと予想されるほか、2.0 TDI は最後の登場となるだろう。
Q5次期型のワールドプレミアは、9月2日。遅れてクーペ「Q5 スポーツバック」も導入される。