日本でデザイン監修を行い、中国での現地生産を狙う
トヨタカスタマイジング&ディベロップメントは、2024年8月に中国でのMODELLISTA(モデリスタ)ブランドの正式販売を開始した。第一弾モデルは「ランドクルーザー“250”(現地名:LAND CRUISER PRADO 普拉多)」となる。
MODELLISTAは、2023年11月に行われた広州モーターショーで豊田通商グループと協業してコンセプトモデルを初出展。2024年4月に行われた中国での「ランドクルーザー“250”」の新車発表会でMODELLISTAの正式採用が発表され、北京モーターショーでの展示を経て今回の出荷開始を迎えた。
中国では、日本の商品を輸出しての販売ではなく、ブランド契約を結んだ豊田通商グループが中国向け商品を開発、生産し、取り扱い車種に合わせて現地販売会社(一汽トヨタ自動車販売有限会社)を通じての販売を行う。
日本にはない現地独自生産の車両が多い中国では、現地の法規やニーズ、市場規模を鑑み、日本でデザイン監修を行い中国現地で生産する方法や、日本仕様を現地法規対応する手法を採用。これは中国の様々な車両にMODELLISTA商品を採用できる最適な手法と考えているという。
MODELLISTAは今後も中国での展開を予定しており、今後も「お客様ひとりひとりの個性を演出するお手伝いをしたい」というブランドの想いをもって、中国のみならず全世界でお客様のカーライフと人生を彩のある物にしてゆくお手伝いを行っていきたいとコメントしている。